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「遊びの車に軽自動車」はあり!

そんな軽トラは、もちろん日本でも一定の需要があるが、こと“遊びの車”としての魅力には、未だ気づいていないのではないか!? 

例えば最近登場したスズキ「スーパーキャリイ」の特別仕様車「Xリミテッド」も、“遊びの車”としては最適解のひとつだろう。

シート後ろにこれだけのスペースがある。販売店オプションのフックやバーを使えばいろんなモノを吊ったり掛けたりして利便性を高められる。

シート後ろにこれだけのスペースがある。販売店オプションのフックやバーを使えばいろんなモノを吊ったり掛けたりして利便性を高められる。


スーパーキャリイとは、スズキの軽トラ「キャリイ」のキャビンを後ろに伸ばして、シートにリクライニング機能を備え、シートスライド量も増やしたモデルのこと。

一方でキャビンが伸びたことで、荷台長はキャリイより少し短い。つまり、通常のキャリイは荷台にできるだけたくさん荷物を載せて、とにかく物を運ぶことを最優先している軽トラだが、荷台よりも車内の快適性を重視したのがスーパーキャリイということだ。
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シートの後ろに空間ができたことで、背もたれの後ろにちょっとした荷物を載せられるようになった。例えばバッグやテント、折り畳み自転車やツールボックスをポンと置いておける。

助手席を倒すとこのようなテーブルになる。

助手席を倒すとこのようなテーブルになる。


また、助手席は背もたれを前に倒すとテーブルになる。ここにはタブレットを差し込めるスリットがあるので、遊びに疲れたら動画を見たりメールのチェックをしながら、コーヒーを飲んだり、ちょっとした食事も取れる。

シート地は撥水加工済み。だから濡れたウェットスーツでドカッと座ることもできるし、汚れも簡単に拭き取れる。

小物をあれこれ収納できるオーバーヘッドシェルフが備わる。

小物をあれこれ収納できるオーバーヘッドシェルフが備わる。

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もちろん、荷台だって防錆鋼板が使用されていて、メーカーはサビ保証に3年、穴あきサビは5年保証をつけるほどサビにくさに自信をもっている。

万が一、サビて修理しなくてはならない日がきても、荷台だけ取り外して修理に出せるし、なんなら新品の荷台と交換することも可能だ。だから濡れ物も気兼ねなく積める。

そういえば、かつて3輪の軽トラにサーフボードを載せていた桑田佳祐監督の映画があったっけ。

キャリイと比べ荷台が短くなったとはいえ、荷台長は1480mmもあるし、伸びたキャビンの下にも1975mmまでの長尺物を差し込める。
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当然、最新の軽トラなので衝突被害軽減ブレーキも標準で装備されている。

Xリミテッドは黒の鉄チンを含め、専用のエクステリアパーツを装備。

Xリミテッドは黒の鉄チンを含め、専用のエクステリアパーツを装備。


荒れた道でも、4WD車ならスイッチひとつで2WDから4WDに切り替えられる。4WD車には5速MTもあり、こちらはぬかるみから脱出しやすいデフロック機構も備えている。

と、実はここまでがスーパーキャリイに標準装備。もう、これだけで十分遊べる車じゃないか!

さらに「Xリミテッド」のベースである「X」グレードには荷台の作業灯も付いているから、朝日を待たずに、あるいは日暮れを気にせずに遊びまくれる。

東京オートサロン2024にメーカー自ら出品した「スーパーキャリイマウンテントレイル」。車高を上げてオフロードタイヤを履かせているが、これならスーパーキャリイを買って真似できそう。

東京オートサロン2024にメーカー自ら出品した「スーパーキャリイマウンテントレイル」。車高を上げてオフロードタイヤを履かせているが、これならスーパーキャリイを買って真似できそう。


これだけ遊べる車を、仕事にだけ使うなんてもったいない!

そういえばアメリカでピックアップトラックが絶大なる人気を得ているのは、同じように仕事にも遊びにも使えるからじゃなかったっけ。だとすれば軽トラの聖地、日本でもっともっと軽トラで遊び倒さなきゃ!

籠島康弘=文

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