船釣りで知った、大物を狙う楽しさ!
やっぱり沖に出ると、普段見られない素敵な景色や憧れの魚に出合えるんです。
海から見るキレイな朝日、嫌なことをすべて忘れるぐらい気持ちの良い潮風と広い海。何度沖に出ても、毎回非日常を体験させてくれます。
その中でも特に私が魅了されたのは天然の「青物」。
ハマチ、ブリ、カンパチ、ヒラマサなどの魚です。
夏の大阪湾サワラ。湾内のサワラはイワシなどの小魚をたっぷり食べて脂がのっています。
和歌山沖のハマチ。青い海の上で映える黄色いライン。引きも強くファイトが楽しめる魚です。
私は「ジギング」という鉛の疑似餌を使った釣り方をよくするのですが、魚がかかったときのドンッというアタリと、船に上げるまでのファイトが激しくて楽しいんです。非常にエキサイティングな釣りだと思います。
約150〜200gのジグをシャクって、弱った魚を演じて食わせる。その日のパターンを見つけることが、釣果アップのコツです。
その日のベイト(捕食エサ)はなんなのか? カラーや誘う水深でも大きく変わります。
ベイトがイワシなら、短めのジグを高速巻きで誘う。タチウオならシルバーの長いジグで、ロングフォールでヒラヒラしたアクションを演じるなど、その時期によってアタリパターンが変わるのも、この釣りの醍醐味です。
伊勢湾の寒サワラ。真冬に釣れる脂たっぷりのサワラは「寒サワラ」「トロサワラ」と呼ばれ、市場でも高額で取引されます。
ハラハラする大物とのファイト後は、魚が船に上がってもまだ手がガクガク震えています。魚も本気だし私も本気!
初心者の私でも、釣り道具のセッティングさえ間違わなければ、ちゃんとキャッチできたし、多くの経験がないと釣れないということはないので、この釣りは女性の方がハマるケースが多い気がします。
特に寒い時季に釣れる青物はトロサワラ、寒ブリなどといった名前がつくぐらい、脂が乗って美味しいです!
玄界灘の寒ブリ。玄界灘では「ブリ」のハードルが高く、10キロを超えると「ブリ」と呼んでもらえます。12月に釣れる寒ブリはラグビーボールみたいにまん丸としていて絶品です。
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