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2024.06.01

「インディゴデニムのようなベンツ」ビームス屈指の車好きが惚れ込む、90年代黄金期のW124


連載:俺のクルマと、アイツのクルマ
男にとって車は名刺代わり。だから、いい車に乗っている人に男は憧れる。じゃあ“いい車”のいいって何だ? その実態を探るため「俺よりセンスいいよ、アイツ」という車好きを数珠つなぎに紹介してもらう企画。
【写真21点】「ビームス屈指の車好きが惚れ込む、90年代黄金期のW124」の詳細を写真でチェック

■36人目■
小林景太さん(34歳)

小林景太(こばやしけいた)●大学時代にシアトルに留学し、卒業後はワーキングホリデーでカナダ・トロントに住むなど在米経験が豊富。2019年よりビームスのメンズカジュアルバイヤーに就任。2児の父でもあり、週末は家族と公園でレジャーを楽しんでいる。

小林景太(こばやしけいた)●大学時代にシアトルに留学し、卒業後はワーキングホリデーでカナダ・トロントに住むなど在米経験が豊富。2019年よりビームスのメンズカジュアルバイヤーに就任。2児の父でもあり、週末は家族と公園でレジャーを楽しんでいる。


メルセデスベンツW124(E320)



初代Eクラスのステーションワゴンで、ベンツの中核をなすミドルサイズラグジュアリーカーのレンジにあたる。こちらは1995年製の後期型モデル。W124は1985年に登場し、「最善か無か」という企業スローガンを掲げていた最後期の、いわゆる「往年のベンツ」だ。

「アズライトブルー」のベンツに一目惚れ

OCEANS Webの洗車企画にも登場してくれた、ビームスバイヤー・小林さんの愛車がこちら。



目を惹くのは、美しい深みをたたえた藍の色。陽の光を受け、角度によって何通りもの青の表情を見せてくれるボディカラーは、メーカーサイドではアズライトブルーと称する限定カラーだ。

「やっぱりこの色に惚れた、というのが大きいです。インディゴデニム然り、紺色のアイテムには目がないんですよ」。



ちなみにアズライトとは和名で藍銅鉱(らんどうこう)と表記される、実在する希少な鉱物の一種とか。

印象的なこの車のおかげで、ビームスバイヤー陣の中でも“車にこだわりのあるヤツ”というキャラでポジションを確立している。

といっても本人は「そんなに車に詳しいわけでもないんですけど」とはにかむ。



確かに車全般に博識というわけではないが、父親から半ば強引に譲り受けたこのW124には、かれこれ15年も寄り添っているのだ。

「実家は福井県にあるんですけど、父がドイツ車が好きでして。土地柄、日常の足として車が必須なので複数台を所有する家も珍しくありません。僕の家もそうで、そのうちの一台がW124だったんです」。



父親がW124を購入する際に、リクエストしたのは他ならぬ小林さんだ。ステーションワゴンタイプのスクエアなフォルムも、当時から琴線に触れていたという。

「15年前、神奈川のディーラーまで足を伸ばして納車しに行ったことを今でも覚えています。もちろん僕も父に同行しました」。



そうして小林家の相棒に加わった一台は、数年前にようやく、いや首尾よく(!?)小林さんの愛車となった。


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