上下逆さに着ることで別シルエットに変身!
「ビューティフルピープル」が2021年より提案しているのが、”ダブルエンド”という技法。
”両頭”を意味する言葉で、1着の服を上下逆さにして着ることで異なるシルエットを楽しめるという革新的なアプローチだ。今回の「リー」とのコラボレーションでは、このダブルエンドの技法を取り入れたジャケットとパンツの2アイテムが登場する。
「Lee double-end denim riders/work blouson」6万3000円/ビューティフルピープル https://beautiful-people.jp
両ブルゾンがベースとしているのは、ともに「リー」が誇る名作で、左が「101-J」、右が「91-J」だ。
上下逆さまにして着ることができるダブルエンドの技法を取り入れることで、もともとカウボーイにフォーカスして作られた「101-J」、機関車に携わる鉄道労働者向けに製造した「91-J」という、用途もデザインも全く異なる2つのジャケットを1着に共存させたというのだから驚きしかない。
上の写真を見れば一目瞭然。「101-J」の象徴であるフロントのジグザグステッチが、「91-J」では裾部分に移動しているのだ。
Lee double-end denim riders/painter pants 4万9000円/ビューティフルピープル https://beautiful-people.jp
そしてパンツは、「リー」の名作デニムパンツ「101-Z」とペインター型パンツ「11-Z」がベースに。
「101-Z」といえば、50年代当時に人気絶頂にあったアメリカの俳優、ジェームス・ディーンが愛用したことでまたたく間に世間に広まった伝説の一本。
それまでワークウエアとして捉えられていたデニムを、一躍ファッションアイテムへと押し上げた立役者だ。
そんな「101-Z」の両脇に付属したファスナーを開け、組み合わせを変えて上下を反転することで、ペインターパンツ「11-Z」へと変身。
「101-Z」のバックスタイルには、象徴的なレイジーSステッチが施されているのに対し、「11-Z」では直線ステッチが際立つ大きなヒップポケットを装備。ほかにもハンマーポケット、スチールポケットなど、さまざまな道具を収納することができるワークディテールになっている。
ブルゾン、パンツともに、「リー」の顔ともいえる左綾デニムならではの縦落ちが特徴的なブリーチカラーと、ノンウィッシュのリジットカラーの2色展開。ブリーチカラーではケミカルウォッシュと染色にこだわることで、ビンテージデニムのような経年変化を表現しているのだ。
デニムでありながらモード感漂う「リー」と「ビューティフルピープル」が奏でる珠玉のコラボコレクション。1本買えば、リーの名作を2着楽しめるなんてお得すぎる。
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