OCEANS

SHARE

サウナでは「効果」より「気持ち良さ」を大切に



ーー最近のビジネスパーソンの中には、筋トレやサウナで自分を「追い込む」方が増えているように感じます。 

昔のスポーツ選手は、俗にいう「プレーも一流。遊びも一流」なんて人が多かったようですが、今はだいぶ変わりましたよね。 

大谷翔平選手が良い例かもしれませんが、スポーツシーンだけでなく、日常生活でもアスリートとして過ごす人が増えているように感じています。

一般の方でも「ビジネスアスリート」という言葉が示す通り、日常生活から健康に関心を持ち、自分を「律している」ことにアイデンティティを感じ、周りの人にも良い影響を与える快活なビジネスマンとして、ロールモデルになりたいという方が多い。

ーー私の身の回りにも、そういう方は増えています。 

そういう方におすすめする、筋トレ後のサウナの入り方をご説明します。一言でいうとサウナでは「リラックス」すること。サウナで大切にしてほしいのは、身体面でどれだけ効果的かというより、「情緒的な価値」です。 

サウナで感じる「いまこの瞬間の気持ち良さ」を大切にしてほしいと思います。サウナでリラックスすることで、幸福感を得られるようになっていただきたいですね。 

サウナに入ると難しいことが考えられなくなります。お風呂と違って、サウナは非日常的な高温状態ですから、ぼ〜っとしてしまいます。それを大切にして欲しいと思います。 

私個人もそうですが、コロナ禍をきっかけにしてテレワークが増えました。テレワークだと脳はフル回転しているけど、体が疲れてないアンバランスな状態が生まれやすい。

その状態が続くと、なんとなく自律神経が不安定になってしまう気がしてしまいます。そんな方も筋トレで体を軽く動かして、そのあとはサウナで「ぼーっと」する時間を過ごしてください。


ただ通えばいい、というわけではないサウナとジム。自分の身体と相談しながら、適切なペースで続けることが大切だ。

アントレース、河合良成=取材・執筆

SHARE

次の記事を読み込んでいます。