「鈴木真悟のVintage Clothes Cruise」とは…… デザイナー鈴木真悟さんが、人気店「イシュー」で目を付けた革ジャン、ダウンベスト、ニットといったお宝古着。オーシャンズ世代にとってワードローブの定番でもあるが、鈴木さんはこれらをどう着こなすのか?
今回は彼に3アイテムのコーディネイト術を披露してもらおう。
▶︎すべての写真を見る 鈴木真悟(すずきしんご)⚫︎「サタデーズ ニューヨークシティ」でプレス、そしてブランドマネージャーとして活躍したのち、2020年に独立。自身のブランド「19SO(ナインティーンエスオー)」を設立する。展開するコレクションは、普段の生活に落とし込みやすいと評判。
① レザーのハードさを調整するスポーツMIXコーデ
時には武骨に、時にはセクシーに。革ジャンの多面性はスタイルの幅を広げてくれる。古着においてもそれは同様。レザーは経年変化によって渋さを醸し、“鞣された”おかげで買ってすぐ体に馴染む。
鈴木さんが今回真っ先に選んだのもレザーブルゾンだ。。
下手すると重たい印象になりがちだが、鈴木さんはスポーティなアイテムを取り入れて着こなす。
レザーブルゾン、Tシャツ、シューズ=すべて古着 パンツ=ニードルス
「シングルタイプのレザーブルゾンなのでダブルのライダースより難易度は下がりますが、やはりハードさはあります。ラフな印象に見せるため、今回はニードルズのトラックパンツを選びました」。
ボリューム感があるレザーブルゾンを着る際には、ウエスト下までダブつかせては重量オーバー。スマートさを意識することも大切だという。
「アウターの印象がかなり強い分、パンツは細身。細いトラックパンツをはくときは基本的にコンバースのハイカットかブーツしか履きません。スタイルもよく見えると思います」。
足元はサイドゴアブーツをチョイス。トゥデザインがモカ縫い風なためローファーにも見える実に気の利いた一足だ。
さらにインナーには往年の名作アニメ『カウボーイビバップ』のキャラクターをプリントした古着のTシャツを選んだ。
「シャツを合わせると、きちんとした印象になると思います。僕はラフにレザーを着たいので、アニメTでヌケ感を出しています」。
2/3