車1800万円〜/レクサス(レクサスインフォメーションデスク 0800-500-5577)、ジャケット93万5000円、パンツ9万3500円/ともにビズビム(エフ アイ エル オモテサンドウ 03-5778-3259)、Tシャツ2万8600円(ビズビム 03-5468-5424)、スニーカー1万3200円/アシックス(アシックスジャパン 0120-068-806)、コートは私物
フロントのスピンドルグリルは7組のフローティングバーで立体的に象られ、アイコニックな「L」字形ヘッドランプを携えてより大胆に美しく。
メタリックなボディはときに自然の情緒を、ときに都会の先鋭を映し込み、その陰影が豊かな日常を代弁する。
奇抜とは一線を画す、地に足のついた個性。そこに紐づく心地良さは、つい手に取る服やギアの魅力と同質かもしれない。
些細な革が肌に馴染むビズビムのジャケット、オーセンティックな見た目に最新の技術が潜むグランドセイコー、シンプルでも足に優しいアシックス。無意識に欲する、日本ブランドの侘び寂び。
ステアリングの中央で佇む「L」字ロゴが、愛おしくも頼もしい。
1800万円〜/レクサス(レクサスインフォメーションデスク 0800-500-5577)
神は細部に宿る。使い古された格言だが、いまだ現役の様子。「LX600」のエグゼクティブパッケージには、所有者の喜びを助長する格別のディテールがある。
指に吸い付くほど滑らかで柔らかいレザーは、強度にも優れたセミアニリン本革。贅沢に革を使ったシートには波状のステッチが施され、いっそうラグジュアリーな気分に誘う。
レザーと絶妙なコントラストを描くのは、寄木細工の手法が用いられたオーナメントパネル。「鷹羽(たかのは)」と名付けられたそれは、3種の杢を重ね、角度を変えつつ3度切削した匠の技だ。
ふと手を伸ばした先にある、控えめながら確かな喜び。明日もアクセルを踏むに、十分な理由となるだろう。