[左]コート19万5800円/インバーティア(ビームスF 03-3470-3946)、古着のデニム1万7930円/古着屋JAM 原宿店 03-6427-3961、ブーツ私物 [右]コート14万3000円/イーヴォ(トヨダトレーディング 03-5350-5567)、デニムジャケット4万1800円/キャプテン サンシャイン 03-6277-2193、ニット3万9600円/ジョン スメドレー(リーミルズエージェンシー 03-5784-1238)、パンツ1万9800円/スティル バイ ハンド(スタイルデパートメント 03-5784-5430)、手に持ったマフラー2万4200円/エディフィス(エディフィス 新宿 03-5366-5481)、スニーカー私物
▶︎すべての写真を見る 師走、年の瀬、ギフトシーズン。忙しくも楽しい季節に、お気に入りの腕時計とともにカルティエの扉をくぐる3人の男たち。
パートナーへの贈り物を、はたまた自分へのご褒美を探しに。
理由はそれぞれ。けれども心に抱くワクワクは同じ。この代えがたき時間が、今年のラストスパートを支える。
in da boutique
腕時計「タンク ルイ カルティエ」PGケース、縦33.7×横25.5mm、手巻き。198万円/カルティエd0120-1847-00、ニット3万800円/ノア(ノア クラブハウス 03-5413-5030)
海上がり。いつものデニムコーデ。それでも自然と背すじを伸ばしてくれる街、銀座。とりわけカルティエのブティックは、ラグジュアリーな緊張感が心地いい。
建築家、シルヴァン・デュビュイッソンがデザインしたファサードを抜け、きらきらと輝く店内へ。長年寄り添うパートナーへ贈る、ギフトがお目当て。まくったニットの袖元から「タンク ルイ カルティエ」が覗く。
平行する2本の縦枠が作る完璧なプロポーション。クラシカルでモダン、エネルギッシュで上品。一見シンプルな名作は、実に多角的な魅力を持つ。ゆえに、めくるめく毎日を最高に盛り上げてくれるのだ。
ふと腕時計の針を見やり、決断を急ぐ。その背後で、別の訪問客がひとり……。
腕時計「タンク フランセーズ」SSケース、縦32×横27mm、クオーツ。69万8500円/カルティエ 0120-1847-00
自らへのご褒美を見つけにブティックを訪れた、もうひとりの男。手に取ったのは「タンク フランセーズ」。
「タンク ルイ カルティエ」に比べてスクエアなダイヤルが、タフ&スポーティなSSケースを優雅に見せる。ブレスレットと見事に一体化した佇まいは、まさしく実用的なファインジュエリーを体現するかのよう。
“腕時計は男に許された唯一の装飾品”と表現したのは、はたして誰だったか。ミディアムモデルのジェンダーレスなサイズ感も相まり、ファション的好奇心までも膨らませる。
2/2