“道具感”のある「WR-V」で気になるのは、ずばり価格
ホンダ「WR-V」。衝突被害軽減ブレーキなどホンダセンシングは標準装備。
ホンダから誕生した新しいSUVが「WR-V」だ。つい先日発売が開始されたばかりだが、まず引かれる魅力はその価格。
ほぼ同じ大きさの同社の「ヴェゼル」が約240万〜340万円なのに対し、約210万円〜250万円に抑えられている。あれもこれも高くなってきた昨今、予算内に抑えるためのサイズダウンを考えなくてもいいってことなのだ。
実はこのWR-V、インドでエレベイトとして販売されているモデル。そのため、日本ではなくインド市場を反映してるのだが、その結果として特にインテリアで“着飾る”ことへのコストが削減されている。
最近では少なくなってきたサイドブレーキが採用されている。
さらに1.5L自然吸気の2WDモデルのみで、日本のホンダ車のお得意技である「センタータンクレイアウト」も採用されていない。
同レイアウトは燃料タンクを、一般的な後席下ではなく、助手席下に置くことで低重心化や、後席を倒した際にラゲッジ床とフラットになるなどのメリットがあるが、そういう複雑な構造も省いたことでコストが抑えられているというわけ。
ラゲッジ(458L)と最低地上高(195mm)はいずれもクラストップレベルだから、キャンプにも便利。
この価格帯で“高級感”や“上質感”あるインテリアよりも、広い室内を望む人は多いはずだし、むしろ素っ気ないインテリアや、畳んでもキレイにフラットにならない後席には潔い“道具感”さえ感じられる。
つまり、“高級感”や“上質感”あるインテリアならヴェゼルかそれ以上のモデルを、それよりも道具として使いたいならWR-Vはいかが?というホンダからの提案だ。
その提案、いいね!と思ったら、お気に入りのボディカラーがあるか探してみては!?
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