※記事内のアイテム写真の一部は、過去のオーシャンズアーカイブからのイメージ写真であり、現在は販売されていない可能性があります。
ジャックパーセルとは
1935年にカナダの有名バドミントンプレーヤーであるジョン・エドワード・ジャック・パーセル氏が開発に加わり、同氏の名前をそのままプロダクトネームとして発売した「ジャックパーセル」。
スタイルを選ばないシンプルなデザインの中に、“スマイル”や“ヒゲ”と呼ばれる象徴的なデザインが施され、発売から90年近く経った今でもローテクシューズの傑作として世界中のスニーカーファンから支持されている。
【写真15点】「コンバース“ジャックパーセル”」を写真でチェック ジャックパーセルの歴史
バドミントンプレーヤーのジャック・パーセル氏監修の元、1935年に第1号モデルが誕生。当時の製造はタイヤメーカーのB.F.グッドリッチ社が担い、販売はスポルディング社が行っていた。
‘40年代にヒールラベルが無い初期モデルが流通。‘50年代に入るとジャック・パーセル氏の名を記したヒールラべルがあしらわれ、‘60年代にはふたつの三角形を並べた、トレードマークでもある通称“ヒゲ”を配したラべルが登場した。
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‘70年代に入るとB.F.グッドリッチ社とコンバース社のシューズ部門が統合。“コンバースのジャックパーセル”としてリリースされる。
‘90年代にかけさまざまなモデルやカラバリが増加し、2005年には生誕70周年を記念し機能面を大幅にリニューアル。
軽くて履きやすくなったジャックパーセルは、現代のスニーカーファンにとっても愛される存在となっている。
ジャックパーセルの魅力、人気の理由とは
つま先の“スマイル”
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ジャックパーセルのつま先には他のスニーカーにはない、唯一無二のデザインが施されている。それが、つま先の1本ライン。
正面から見ると、まるで口角を上げて笑っているように見えることから、ファンの間では“スマイル”と呼ばれるようになった。
デザインのアクセントとして採用されたラインとも言われているが、この1本こそジャックパーセルのアイデンティティのひとつに他ならない。
快適な履き心地
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“スマイル”と並びジャックパーセルのアイデンティティに数えられるのが、ヒールにあしらわれたラベルデザイン。
これは、1933年にB.F.グッドリッチ社が、クッション性や安定性を高めるべく考案したPosture Foundationに由来し、インソールの土踏まずにパットを施した様子の断面図をイラスト化したものとされる。
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2005年には大幅リニューアルが敢行され、ウエーブスリットソール(細かい波上の切れ込みが入っている)や、取り外し可能でクッション性の高いカップインソールなどのイノベーションが追加。
快適な履き心地にひと役買っている。
飽きのこないデザイン
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先述のとおり、「ジャックパーセル」には“スマイル”や“ヒゲ”といった独特のディテールがあるが、全体のシルエットは極めてシンプル。
ハイテクスニーカーのような前衛的フォルムや意表を突く配色はないものの、普遍的であるがゆえに時代に左右されることもない。
そして、シンプルだからこそ、どんなファッションにもすんなり馴染んでくれる。
豊富に展開されるバリエーション
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ジャックパーセルはシンプルフォルムゆえに、素材や色、スペシャルモデルなどのバリエーションがたくさんあり、そのどれもが魅力的な個性を放っている。
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素材はキャンバス地以外にレザーアッパーや環境に配慮したものなどがあり、色は定番の白や黒のほか、これまでにネイビー、グリーン、バーガンディ、カモ柄なども登場した。
カジュアルファッションはもちろん、セットアップやキレイめコーデにも合わせられる。
ジャックパーセルとオールスターの違い
デザインの違い
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ジャックパーセルとオールスターはどちらもシンプル。ただ、よく観察すると細かいディテールの違いに気づく。
ジャックパーセルのつま先とヒールには、先述のとおりそれぞれ“スマイル”と“ヒゲ”と呼ばれるデザインが施されている。
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一方、「オールスター」はヒールラベルのほか、OXカットモデルのシュータンに「ALL★STAR」のロゴが、HIカットモデルにはもはやお馴染みとなるスターマークのアンクルパッチが入っている。
着こなし方・楽しみ方
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ジャックパーセルは、シンプルかつスタイリッシュでどこかクリーンな印象。そのため、キレイめのコーディネイトにもマッチしやすい。
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一方、オールスターは素材・色などのバリエーションがさらに豊富。さまざまな色、柄を楽しみたい人には打ってつけである。
ジャックパーセルの人気モデル
ジャックパーセル
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ローテクスニーカーの中で定番中の定番と言えるのが、この“素”のジャックパーセル。潔いベーシックデザインだからこそ、どんな服装にも合わせられる。
色はブラック、ホワイト、ネイビー、ライトグレー、そしてブラックモノクロームをラインナップ。特にブラックやホワイトは、汎用性の面からしても必ず押さえておきたいカラーである。
LEA ジャックパーセル
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アッパーに高品質な革を使ったジャックパーセル」のレザータイプ。しかも、快適な履き心地を提供するソフトレザーを採用しながら、1万円そこそこで買えるというコストパフォーマンスもうれしい。
さらには、カップインソール、耐摩耗仕様のアウトソールといった機能面もしっかりフォローしている点もなんとも心強い。(※現在は生産終了)
ジャックパーセル US![](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/44961/images/editor/786fdf5bfd08fe1c0d4ce0a3cbb734e1d83f7ad8.jpg?w=850)
アメリカンヴィンテージのテイストを追及したモデル。
ウォッシュド加工のアッパーや光沢感を出したテープ&ハトメなど、渋さと個性が絶妙にミックスされたモデルで、衝撃吸収に富む高密度ウレタンフォーム×ラバースポンジの中敷きなど、快適な履き心地へのこだわりも抜かりはない。
チェック柄のアレンジモデルや、鮮やかな色を纏ったカラーアレンジモデルも人気だ。
まとめ
運動性や機能性を追求するなら、最新のハイテクスポーツスニーカーがいちばん。しかし、ローテクスニーカーはその靴の背景やカルチャーまで楽しむことができる。
長い歴史を有し、アスリートだけでなく有名アーティストやトレンドセッターたちも愛用。しかも、快適な履き心地まで提供するジャックパーセルなら、あらゆる欲求を存分に満たしてくれるはずだ。