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揚げ物と血糖値を上げる行動には要注意



――糖化を進めてしまうNG行動を教えてください。

AGEsが溜まる要因は2つ、“体外”と“体内”で起こります。

まずは、AGEsを多く含む食べ物により体にAGEsが蓄積します。代表的なのは、ホットケーキや唐揚げ、焼き鳥など。AGEsは熱に反応してできるため、揚げ物などの高温の調理ほど、AGEsが増えてしまうとされています。

――どれも馴染みのある食べ物ですが、これらを避けるしかないのでしょうか?

「食べもの」に含まれるAGEsはすべて吸収されず、約7%が体内に蓄積していくといわれています。

現代社会においてAGEsを含む食品を一切取らないのは難しいと思いますので、「なるべく減らす」くらいの気持ちで気を付けてみてください。

――体内でAGEsが溜まる、というのは?

余分な糖が存在して体内のタンパク質が糖化する状態、つまり血糖値を高くする行動はNGです。

例えば、早食いをしたり、朝食を抜いたりするなどです。あとは運動不足や睡眠不足、ストレスなども糖化を早めてしまいます。

――働き盛りの30〜40代だからこその危険はありますか?

働き盛りの世代は無理をしてしまいがちな年齢です。しかし、AGEsは一度できてしまうと体内から排出されづらく、組織や臓器に蓄積され、何十年後に影響を及ぼす可能性がある、という研究もあります。

つまり「まだまだ若いから大丈夫」と、ちょっと無茶な働き方を続けていたり、生活習慣が乱れていたりすると、ツケが回ってきてしまうということです。

生活のすべてを変える必要はありません。何かひとつだけでも、AGEsを溜めない理想的な生活を目指してみてください。


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