シグネチャーモデルの走りとなった「ジャックパーセル」
「ジャックパーセル」は1932年から1945年まで世界チャンピオンの座に君臨したバドミントン選手の名から採っている。彼は名を貸すだけでなく、開発にもたっぷり携わった。
そうして具現されたのが左右の激しい動きに耐えるサイドの当て布&ステッチをはじめとしたプレイヤーのために最適化されたコンストラクションだった。
ヒールラベルに印字された“ヒゲ”は叡智を結集したものづくりをみずから讃えるもの。土踏まずにフィットし、安定した姿勢を保つインソール構造(当時はポスチャー・ファンデーションと呼ばれた)を図案化した。
シーズナルカラーのライトブルーとキャメルをまとった「コンバース アディクト」の「JACK PURCELL CANVAS」。色が抜けたような、くすんだ色合いがこれからの季節にぴったり。1万8700円(10月発売予定)/コンバース(コンバースインフォメーションセンター 0120-819-217)
シグネチャーモデルの走りである「ジャックパーセル」が誕生したのは1935年だが、当時の発売元はコンバース社ではなく、スポルディング社だった。その後、その権利は1955年にB.F.グッドリッチ社へと移管する。コンバース社のブランドとしてリスタートを切るのは1972年のことである。
最後に朗報をひとつ。長らく限られたお店のみで展開されてきた「コンバース アディクト」はもっとも読者からの問い合わせが多いコレクションだった。これに応えるべく、少し前からオンラインでの販売に踏み切っている。
[問い合わせ] コンバースインフォメーションセンター0120-819-217