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自分の原動力はどんなことでもオリジナルを追求し没頭すること



お話を聞いていると、大和選手の原動力は周りがまだやっていない新しいことを開拓することなんだろうと感じます。

H:そんな感じですね。周りを気にせずにとにかく自分のスタイルでずっと楽しんでいることが良かったのかなと思っています。

ちなみに大会で結果を残すために練習中に意識して取り組んでいることがあれば教えてください。

H:練習に行く時は必ず自分の中でその日の目標を決めるようにしています。例えば、大会でやりたい技やまだ完成度が低い技のメイク率を上げることを目標に入れて「このトリックを自分のものにするまで帰らない」と決めて練習したりしています。

その中でも「決めた回数をメイクするまで絶対に帰らないというルール」を自分に課して、毎回なんとか達成するということを繰り返して続けていたら、大会でも表彰台付近までは行けるようになっていました。

また僕は長時間練習することが苦手なのでパークに行ったら1~2時間だけ集中して、その自分ルールの中で同じトリックや大会をイメージしたルーティーンを練習しています。

photograph by Jason Halayko

photograph by Jason Halayko


自分に合ったやり方を見つけて突き詰めている大和選手ですが、自分の強みは何だと思いますか?

H:やっぱり僕は誰からも教わらずにここまで来たことが、自分の強みの一つなのかなと思っています。昔から他の人と違うことが好きで、むしろ同じことが嫌だったので、絶対周りと同じようなライダーにはならないと決めていましたし、これからも自分自身のオリジナルのスタイルを貫いていこうと強く思っています。

一方で、BMXから降りた私生活の中で趣味はありますか?

H:僕はBMXを降りても何か他に没頭できるものが欲しくなるタイプなので、その時ハマっているものが自分の支えになることが多いです。ファッションも好きなのですが、今は車をいじるのがすごく好きでハマっています。BMX以外でも常に何かに没頭していたいんです。
 


ちなみにその自分の愛車にはどんなこだわりを持っていますか?

H:男心をくすぐるような男の子なら絶対好きな車を作っています(笑)その中でも僕は絶対に車屋さんに出さないと決めていて、自分の理想の車を自分の手で作り上げるというこだわりをブレさせずにやっています。



洋服から車へと創作技術のレベルがどんどん進化していますね。やっぱり自分で作っていくうちに新しいアイデアが次々に湧いてくる感じでしょうか?

H:はい。やっぱり僕は自分で作ることが好きなんですね。創作活動を通じてどの業界にも魅力はあるんだなと感じる一方で、周りと一緒は絶対嫌なので他の人がしていないことを僕はすると決めています。「オリジナル」という言葉が自分に一番しっくりくるなと感じています。


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