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BMX業界だけに留まらず、多分野で発信し続けるオリジナリティ



そのオリジナリティを発信する場としてSNSがあると思います。どのように活用されていますか?

H:常に自分が納得できるカッコいいものをインスタグラムに投稿するようにしています。それはライディング動画や自分の写真を含めてですが、ダサいものは絶対投稿したくないので素材選定は常に意識しています。個人的にはインスタグラムに投稿することは大きいイベントなので、そこで自分のカッコよさを引き出せるような写真選びと映像作りは常に大事にしています。

なぜならインスタグラムも自分を表現する一つの作品だと捉えているので、投稿一つ一つにエンターテイメントとスタイルを詰め込んで自分だけのカッコいいものを作り上げることを意識しています。



また大和選手はモデルや映像クリエイターとしても活動されていますが、モデルとしてはどんな魅せ方を意識していますか?

H:自分の一番カッコいい表情はもちろんですが、ありのままの自分をカメラマンさんに撮っていただけるように心がけています。たとえTシャツ一枚であっても自分が着ればこれだけカッコよくなれるんだよということを心から思うようにしています。またどんなに小さい仕事でもいかに自分をアピールできるのかを考えたり、常に頂いた仕事に対して全力で臨んでいます。

映像クリエイターとしてはどういったことを意識して活動していますか?

H:常に退屈しないような映像を作ることを意識しています。例えば1分間の映像であっても、そのうち3秒くらい無駄な映像が流れているだけでつまらないと思っちゃうんです。なので、たかが1分なんですけど「あ、もう1分たったの?」って思われるくらい視聴者を退屈させない映像編集をして一つの作品として作り上げるようにしています。

僕が作る映像はBMXはもちろんのこと、最近は車の映像も作りましたし、以前は一度洋服の映像を撮って外部提供した経験もあります。僕は何かの映像を専門で撮るっていうより、色々な映像を自分の色に作り上げることが得意ですね。今後は映像を通して自分をよりカッコよく見せることと、独創性にあふれた自分らしい映像を作っていきたいと思っています。

今後はモデルや映像クリエイターなど多分野でどんな活躍をしていきたいですか?

H:もう何でもしますし、とにかく自分の生きているこの人生に後悔がないようにしたいです。今後も枠にはまらない活動をどんどんしていきたいですね。

photograph by Jason Halayko

photograph by Jason Halayko


このような多分野での活動は、自身のBMX活動にどう活かされていますか?

H:BMX活動だけではなく、僕の全ての活動が土台となって自分自身を支えているような感じがします。なぜなら必ずしも「BMXやりたい」という気持ちだけではライダーとして上手くなれないですし、趣味や友達の存在が「BMXもっと頑張ろう」という意味を与えてくれることもあるからです。

例えば、大会で優勝して友達が喜んでくれることが僕のBMXをやる意味にもなりますし、大会の優勝賞金が車を改造する資金となり自分の趣味が充実することでさらにBMXのやる気にも繋がります。もちろんBMX単体でもすごい技をメイクできた時に周りから「超カッコいいじゃん!」と言われることがモチベーションにもなります。

このように自分を取り巻く全てのものがお互いに支え合うことで大和晴彦が成り立ってるんだと思います。どれかが欠けてしまうだけで、もう僕ではなくなるので本当に一つ一つが僕にとって大切な存在です。


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