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ASEANだけじゃもったいない、三菱「エクスフォース」

同社の象徴であるフロントマスク「ダイナミックシールド」を進化させたというデザイン。パワートレインは1.5Lエンジン×CVT。

同社の象徴であるフロントマスク「ダイナミックシールド」を進化させたというデザイン。パワートレインは1.5Lエンジン×CVT。


トヨタC-HRがヨーロッパ専用なら、三菱の「エクスフォース」はASEAN地域を念頭に開発された新コンパクトSUVだ。

日本よりも路面の凹凸やうねりの激しいASEANでも快適に走れるようにと、ロードクリアランスは、日本の街乗り中心SUVよりもグッと高い、222mmも取られている。

もちろん、現地でも走行テストが繰り返され、足回りが作り込まれた。


 
さらに2WD(前輪駆動)車であるにもかかわらず、三菱自慢の4WD技術が活かされているのもこの車の特徴のひとつだ。

ノーマル/ウェット/グラベル/マッドの4つのドライブモードが用意され、それぞれの路面状況に応じて前輪の左右駆動力やエンジン、ステアリング、ブレーキ等を統合制御することで、どんな道でもスムーズに走ることができるという。

ヤマハと共同開発したオーディオシステム(ダイナミックサウンドヤマハプレミアム)も用意されている。

ヤマハと共同開発したオーディオシステム(ダイナミックサウンドヤマハプレミアム)も用意されている。


このうち「ウェット」モードは三菱としても初採用で、スコールなど激しい雨によって生まれる冠水路でもハンドルが取られにくい。

12.3インチディスプレイには、往年のパジェロのように高度や前後左右傾斜、方角を表示できるほか、スマートフォン画面のミラーリンクも可能。

12.3インチディスプレイには、往年のパジェロのように高度や前後左右傾斜、方角を表示できるほか、スマートフォン画面のミラーリンクも可能。


それなら、昨今日本でも頻発するゲリラ豪雨時も便利じゃん、と思うのだが、現時点でエクスフォースの日本発売は未定。

けれど、現在の同社の日本のラインナップを見れば、同サイズのSUVは2010年デビューのRVRのみ。もう13年目のベテランしかいない。

もしかしたら、RVRの後継モデル? そんな期待をしてしまうくらい、魅力的な一台だ。


一緒に甘〜い生活をしたい!フィアット「600e」

500eより大きいとはいっても全長は4170mmしかない。市街地モードなら600km以上は走れるという。

「500e」より大きいとはいっても全長は4170mmしかない。市街地モードなら600km以上は走れるという。


アメリカでは、フルサイズのピックアップやSUVによるオーバーランダーが流行だけど、イタリアのフィアットが提案するのは「ドルチェビータ」。

直訳すると「甘い生活」だが、ニュアンスとしては自由気ままに暮らそうぜ、くらいの意味で、体育会系のオーバーランダーとは違って、肩肘の張らない、いかにもイタリアーノなライフスタイルだ。



半目のフロントマスクなど、妹分の500e(チンクエチェントe)そっくりのお姉さん600e(セイチェントe)は、100%モーターで走る電気自動車。

現在日本でも販売されている500Xの後継モデルになる。

64色の車内イルミネーションからその日の気分によって選べるのは、最近の車の定番。フィアットはこれを「カラーセラピー」だとしている。

64色の車内イルミネーションからその日の気分によって選べるのは、最近の車の定番。フィアットはこれを「カラーセラピー」だとしている。


500eより多少ボディが大きい分、容量の大きいバッテリーを積み、航続可能距離は500eの335kmよりも長い400km以上。

道なき道を進むようなオーバーランダーだったら、たった400kmなんだろうけれど、ドルチェビータなら「あ、そろそろ充電しよっと」と思うまでには十分そうな距離じゃないだろうか。



それに、バッテリー容量が大きくない分、充電時間も短くてすむ。それでも不安な人のためにハイブリッドモデルが来年には加えられるという。
 よく見るとシートの模様は「FIAT」。リアバンパーにあしらわれた「600」の車名がイタリア国旗になっているモデルもあるなど、あちらこちらに陽気なイタリアを感じられる。

よく見るとシートの模様は「FIAT」。リアバンパーにあしらわれた「600」の車名がイタリア国旗になっているモデルもあるなど、あちらこちらに陽気なイタリアを感じられる。


500eは日本でも販売されているから、お姉さんも日本にやって来る!? 来日したらぜひ“甘い生活”を堪能してみたい。

籠島康弘=文

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