やっぱりポルシェの値段は伊達じゃない。
だって、10年以上も前の初代「カイエン」が、パタゴニアの3500kmに及ぶロードトリップをこなしてしまったんだから。
【写真10点】「ポルシェの初代カイエン」の詳細を写真でチェック 初代「カイエン」とは何者か
初代カイエンはポルシェが初めて作ったSUV、同じグループのフォルクスワーゲンからほぼ同時期に登場した、トゥアレグとプラットフォームを共有する。
とはいえ、それまで911を筆頭とする2ドアスポーツカーを作り続けてきたポルシェだ。カタチがSUVになり、トゥアレグと同じプラットフォームを使っても、ポルシェのスポーツカー職人たちはポルシェらしいSUVを作りあげた。
ドライバーズシートからの視線は911よりも高いが、あくまで走りはポルシェの車。
確かにサーキットでは911の後塵を拝するだろうけれど、雪道やオフロードでは、後方を走る911に雪や泥を降り注ぐか、911がカイエンにまったく追いつけないかのどちらかだ。
そんなカイエンも3代目の現行型に進化し、新車なら約1000万円〜、中古車の平均価格でも1000万超と、プレミアム価格になっている。
ところが2002年9月に登場した初代の中古車平均価格は約120万円。底値じゃなく、平均価格でこれだから、かなりお手頃な「ポルシェ」というわけだ。
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