▶︎すべての写真を見る 立ち仕事の多いショップスタッフがヘビロテするサンダルは、きっとお洒落で疲れにくいサンダルに違いない。そんな方程式に基づき、人気ショップのスタッフたちのサンダル事情を徹底調査!
夏のサンダル選びの参考にされたし。
リカバリーサンダル「ウーフォスがヤバい」説
サンダルのリサーチを重ねるなかで、ショップへの問い合わせが多いアイテムを尋ねたところ、約半数の回答が“とあるブランド”に集中した。「ウーフォスがヤバいです」。
各スタッフがそう口を揃える人気の影には、どんな理由があるのだろう。
そもそもウーフォスとはアメリカのマサチューセッツ州で生まれたブランド。
“リカバリー特化型”の機能的デザインが特徴で、ウーフォームと呼ばれる特殊素材によって、膝や腰にかかる負荷を軽減。さらに、人間工学に基づく構造のフットベッドは、土踏まずをしっかりサポートして高い回復効果を実現する。
「履き心地の良さと老若男女が使いやすいシンプルなデザイン」(菅原僚之さん/アーバンリサーチドアーズ)も相まって、「年を追うごとに認知度が上がり、リカバリーサンダルの代名詞になりつつある」(山本佳史さん/ジャーナル スタンダード レリューム)ようだ。
ショップ店員が「ビルケン」「ホカ」のサンダルを頼るワケ
「いらっしゃいませ」から「ありがとうございました」まで。ショップスタッフは店頭に立ち続け、気持ちのいい笑顔を向けてくれる。そんな彼らの足元を支えるのは、果たしてどんなサンダルなのか。
ビームスやアーバンリサーチをはじめとした人気のショップにアンケートをとったところ、高い支持率を獲得したのが「ビルケンシュトック」と「ホカ」だった。
なぜこの2ブランドが人気なのか。実際に彼らが履いているモデルをコメントとともに、紐解いた。
1万8700円/ビルケンシュトック(ビルケンシュトック・ジャパン 0476-50-2626)
ビルケンシュトックの大定番「チューリッヒ」を愛用するアーバンリサーチドアーズの菅原僚之さんは、「自分の足型にフィットするのはもちろん、スエードが柔らかいため履き始めでも痛くならない。スタイリングの幅が広いのも、仕事中に頼れる要因ですね」と大絶賛。
ジャーナル スタンダード レリューム 西宮ガーデンズ店の店長を務める山本佳史さんも、ビルケンシュトックならではの優しい履き心地に太鼓判を押す。
「人間工学に基づいて作られているだけあって、一日中立ち仕事をしていても疲れにくい。ビーサンとは天地の差です(笑)」とのことだ。
ネクストヒット確定のサンダルをショップ店員が推薦!
夏はサンダルが履きたくなる。誰だってそう。だからサンダルは、お気に入りが他人と被りやすい。
開放感の抑制にもなりかねないそんなゲンナリを解消すべく、ファッションのプロが推す夏のゲームチェンジャーをここで!
各1万7050円/メレル(丸紅フットウェア 03-3665-1789)
アメリカのミシガン州に拠点を置き、ゴープコアファンやスニーカーヘッズを魅了し続けているメレルのグローバルプレミアムコレクション「MERRELL 1TRL」のサンダルは、今夏を賑わす注目株のひとつ。
ビリーズのストアマネージャーを務める榊原 諒さんは、「独創的なデザインが気に入っています。仕事柄、階段の上り下りが多いのですが、これなら踵が固定されるため安心して履けるんです」とデザイン性と実用性の高さに魅了されたご様子だ。
1万4520円/ルナサンダル(ロータス 050-3797-1943)
アウトドア好きから強い支持を獲得したのが、素足感覚に近い薄底が特徴の「ルナサンダル」だ。
登山を趣味とするジャーナルスタンダード神戸店副店長の髙力隆平さんは、「ルナに出合ってから、クッションが強いサンダルを履かなくなりました。地面をダイレクトに感じられて、素足に近い感覚で履ける。結局、それがいちばん楽だなと感ます」と力説してくれた。
人気ショップのスタッフが狙う今季の一軍サンダル7選
数多のサンダルに触れ、各々の良さを体感するショップスタッフたち。彼らが狙い定めしサンダルこそ、今夏、そして未来の主人公になるかも。
ということで、一軍入り確定の優良株をリサーチ。選ばれし7人の回答やいかに!?
各9900円/ホカ(デッカーズジャパン 0120-710-844)
アトモス 栗原 匠さんが推薦するのはホカの「オラ リカバリー フリップ」。アイコニックな厚底はサンダルになっても健在で、至高のクッショニングを約束してくれる。
「リラックスしたいときはこいつの出番。とはいえしっかりタフですし、キャンプなどのアクティブなシーンでも使いたいと思っています」(栗原さん)。
各7700円/キーン(キーン・ジャパン 03-6804-2715)
「今、ボリュームのあるサンダルが気になっています」という和田さんの食指を動かすのが、ハイブリッド・フットウェア「ユニーク」でお馴染みのキーンのサンダルだ。
「丸みのある独特なフォルムに目が行きますが、真骨頂はやはり履き心地にあります。フィット感があって、非常に履きやすいんです」と和田さん。しっかりグリップしつつも踏み跡を残さないノンマーキング仕様のソールも、無性に語りたくなる粋なディテールだ。