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海で流されたときは「泳ぐ」ではなく「浮く」が正解!



事故は川だけで起きるわけではない。海をナメると必ず痛い目に遭うということも忘れてはいけない。

「水難事故による死亡原因の1位は”溺水”ですが、2位は”低体温症”なんです。つまり、救助を待つ間に、どのようにエネルギー消費と体温低下を防ぐかが生死を大きく分けるのです」。

そのために、海上保安庁が提唱しているのが「ヘルプ姿勢」だ。

「ヘルプ姿勢」とは、「HELP(Heat Escape Lessening Posture)=放熱抑制姿勢」のこと。体温が放出されやすい脇下や肘、膝裏部分を隠すことで、体温低下を遅らせることができる。

ヘルプ姿勢(海上保安庁HPより引用)

ヘルプ姿勢(海上保安庁HPより引用


もちろん、すぐに助けを呼ぶことも重要だ。

「近くにライフセーバーがいれば救助を求めましょう。船での救助が必要な場合は118番に電話してください。海上保安庁に繋がります。もし、まだ陸から近いところにいれば、119番で消防に通報した方が素早く対応することができます」

以下の記事では、海で特に危険な場所「離岸流」の見分け方や家族が海に流されてしまったときの対処法などの詳細情報も掲載している。海へのバカンスを予定している人は、ぜひ荷造り前にチェックを。


注意事項ばかり確認していると、気が滅入ってしまいがちだが、事前に知識を身につけてさえおけば、リスクは大きく減らすことができる。

海や川を悲惨な事故現場にしないために、正しい知識と意識を持ったうえで楽しもう!

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