▶︎すべての写真を見る 「腰が痛いし、眠れない」「え、あれも忘れたの?」「こんな辛いなら、もう行きたくない」ーー同伴者にそんなことを言われたら、キャンプ好きのオーシャンズ世代としてはいただけない。
そんなキャンプ問題のアレコレを解消するため向かった先は、アウトドア用品の老舗「コールマン」。
本格的なキャンプシーズンがはじまる前に済ませておきたい、キャンプギアの事前準備を教えてもらった。
今回は、家族みんなが快適に過ごせる、おすすめの買い替えグッズをご紹介!
話を聞いたのは……
コールマン昭島店 副店長・田代大輔さん。キャンプ用品の豊富な知識はもちろん、シーズン問わずキャンプに行くため、悪天候での楽しみ方や撤収後のギアメンテナンスについても熟知している。
「あ、玄関に置いてきた……」を解消!つい忘れがちな燃料類をまとめて収納
「フューエルキャリーケース」4950円/コールマン(コールマン カスタマーサービス フリーコール 0120-111-957)
まずはランタン関連の便利グッズから。
絶対に忘れちゃならないと思って、いちばん目立つ場所に置いておいたものを忘れる……なんてことはよくあることだが、キャンプの照明器具に限っては、その「つい忘れた」が命取り。
そんな忘れがちな燃料を、ひとまとめにしておけるのが「フューエルキャリーケース」だ。
ガソリンやガス缶などの燃料類がスッキリ収まるメイン収納のほか、マントル、ガスライター、工具、リュブリカントなどの小物をしまえるポケットもついている。
「ランタン周りのグッズをまとめて持ち出せるのが便利です。出発前に『ガス缶、どこに入れたっけ?』みたいなトラブルを解消できますよ」。(田代さん、以下同)
「ダイスカーゴボックス」6050円/コールマン(コールマン カスタマーサービス フリーコール 0120-111-957)
どうせなら、ランタン本体も一緒にまとめておきたい人には「ダイスカーゴボックス」がおすすめ。
コールマンのワンマントルランタンがケースごと収まる高さで、4L缶の「エコクリーン」(ホワイトガソリン)もスッポリ入る。
「こちらにも、小物収納に便利なメッシュポケットが付いています。中は取り外し可能な仕切りパッドで、内容物に合わせて位置を調整できる。
前後左右にハンドルがあり、肩に掛けられる長いストラップも付いているので持ち運びも便利です」。
「フューエルキャリーケース」「ダイスカーゴボックス」ともに、衝撃に安心な緩衝材入りの構造。
忘れ物だけでなく、現地に着いて壊れていたなんてことも軽減できる、至れり尽せりな一品だ。
「さっきまで晴れていたのに……」雨の撤収作業に便利!濡れモノは一時避難場所を
「アウトドアドライバッグ/L」5500円/コールマン(コールマン カスタマーサービス フリーコール 0120-111-957)
続いておすすめしたい買い足しアイテムは「アウトドアドライバッグ」。雨や朝露で濡れたテントやタープを、一時的に入れておける収納バッグだ。
天候が変わりやすいキャンプ場では、雨を想定した事前準備も必要だ。
「濡れたままのテントを撤収時にサッと入れておき、晴れた日に天日干しができるまで保管しておけるのが便利です。もし、悪天候が続いて、なかなか外に干せない場合は、バッグの封だけでも開けておきましょう」。
ちなみに、「自宅にテントを干すスペースがないときは、公園などの広い場所で干すのが早くてラクです」とのこと。ショルダーベルト付きで持ち出しやすいところも使いやすい。
翌朝の不調を軽減!快適なエアマットで睡眠の質をアップ
田代さんいわく、「キャンプ用品を選ぶ際に、後回しになりやすい」のがエアマットだ。
実際、薄手の銀マットやジャバラマットでは、「朝起きたら腰が痛い」とか「疲れが取れない」といった経験をした人も多いのでは?
そこで、快適エアマットへのグレードアップはいかがだろう。おすすめは、この2つ。
写真左「キャンパー インフレーターマット ハイピーク」シングル1万7490円、写真右「コンフォート インフレーターマット ハイピーク/ダブル」2万9920円/コールマン(コールマン カスタマーサービス フリーコール 0120-111-957)
まずは「キャンパー インフレーターマット ハイピーク」(写真左)。厚さ10cmのウレタン製で、空気で硬さを調整できるのが特徴。
自宅で使う敷布団やマットレスと遜色ない寝心地で、地面の砂利や石などの底付きもない。
もうひとつは「コンフォート インフレーターマット ハイピーク」(写真右)。同じく厚さ10cmのウレタン製だが、こちらは裏面にも工夫が施されている。
「表面は柔らかめ、裏面は硬めのウレタンが使われており、寝心地の好みに合わせて選べるのが特徴になっています」。
ともにシングルとダブルの2サイズ展開だが、この両者が秀逸なのは、バルブを開くだけで自動的に中のウレタンが空気を含み、勝手に膨らんでくれるという使い勝手の良さにある。
「そのままでも柔らかく、ふかふかな寝心地ですが、寝返りしやすい硬めがいいという方にもおすすめです。付属の収納袋がポンプ代わりになり、基本的には1〜2回、空気を送り込むだけでパンパンにできますよ。
このエアマットのポイントは、バルブにあります」。
こちらの面を上にすると「中の空気を逃さずに外からの空気だけが入ってくる」状態。
裏返すと「中の空気を出すだけで、外からの空気は入ってこない」状態に。
「片面は、『中の空気を逃さずに外からの空気だけが入ってくる』。もう片面は、『中の空気を出すだけで、外からの空気は入ってこない』仕組みになっています。
これはマットを畳んで収納する際にも便利なギミックです」。
バルブがついた面とは反対の方から、クルクルと空気を抜きながら丸めていけば、途中で膨らむことなくまとめられる。
空気を抜いてたためばコンパクトに収納できる。
「とりあえず」で買ったチェアもグレードアップ!
エアマット同様、キャンプをはじめるときに「とりあえず」で購入する人が多いアイテムのひとつがチェア。
そこで、快適性がグレードアップするコールマンのおすすめチェアを教えてもらった。
写真左「レイチェア」1万1880円、写真右「2WAYキャプテンチェア」1万780円/コールマン(コールマン カスタマーサービス フリーコール 0120-111-957)
1つめは「レイチェア」。姿勢を3段階に変えられるリクライニングチェアで、頭部までしっかりあずけられる長めの背もたれが心地良い。
2つめは「2WAYキャプテンチェア」。こちらは高さを2段階に調整できるのが特徴。4箇所の脚部それぞれにある、小さな丸い突起を押すだけと、シンプルなギミックだ。
レイチェアの調整は、浅めに腰掛けてヒジ掛けを上に上げてスライドさせるだけ。
「食事のとき、焚き火のとき、のんびり夜空を見上げるときと、シーンに合わせてリラックスできます」。
2-WAYキャプテンチェアは、食事のときは通常の高さ、焚き火のときはロースタイルと、こちらもシーンに合わせた使い分けが可能だ。
「例えば、グループキャンプの際などに、仲間の椅子の高さに合わせた調整ができるのもいいですね」。
コールマンがおすすめする買い替えアイテムは、いかがだったろうか?
ともに行く家族や友人のことを思いながら、手持ちのギアをあれこれ見直す。これもまた、キャンプの醍醐味だ。
[取材協力]「コールマン 昭島 アウトドアヴィレッジ店」住所:東京都昭島市田中町610-4 昭島アウトドアヴィレッジ店A-6区電話:042-500-6177営業:11:00~20:00(土・日、祝10:00〜)定休日:水曜日(※祝日の場合は翌日)www.coleman.co.jp