「Camp Gear Note」とは…… 電車やバスに乗るのもコンビニの支払いも、通訳だって今やスマホさえあればなんでもできてしまう時代。とはいえ、まさか「虫刺され」にまでスマホで対処できるようになるとは、誰が想像できただろうか。
今回紹介するドイツ発の「ヒートイット(heat it)」は、すでに世界中で25万台以上売れている虫刺され対策デバイス。
この規模感。なんとも、気になるじゃないか。
早速、日本に上陸したばかりの製品をフィールドに持ち出して、使用感をテストしてみた。ちなみに、この時期の東京にはまだ蚊がいないので、テストは遠路遥々、石垣島にて行った。
親指の爪程度の超ミニデバイス
「ヒートイット」6820円。iPhone用とAndroid用の2種類展開。
【写真11点】「虫刺され対策デバイス『ヒートイット』」の写真をチェック まず、荷物が届いて驚いたのはその小ささ。
手のひらサイズのパッケージを開けると、指の爪ほどの小さなデバイスが現れた。めっちゃ、小さい!
先端の端子を守るキャップ付き。失くしそうなくらい小さい。
これをスマホの電源ポートに挿し込み、アプリと同期させて使うらしい。
人間の体は、虫に刺されるとアレルギー反応でヒスタミンを分泌し、血流が増すことで痒みを感じるという。
ヒートイットは製品名の通り、デバイスの先端が発熱し、患部を約51℃に温めるハイパーサミア(温熱療法)を利用したもの。痒みの原因となるヒスタミンの作用を熱によって分解しよう、という発想のギアである。
2/2