事前準備はアプリをインストールするだけ
パッケージのQRコードを読み込んでインストール完了。
使用前に必要な準備は、専用のアプリをインストールしておくことくらい。説明書のQRコードを読み込んでインストールするだけで、面倒な情報入力なしで作業は完了する。
スマホに本体を挿入すると自動でアプリが起動。
使用前にいくつか好みでモードを選択する。
本体をスマホに挿し込むと自動でアプリが立ち上がる。
そのあとは、発熱する時間の長さや使用者が子供か大人かなど、いくつかのモードをお好みで選んだら処置がスタートする。
加熱時間はわずか数秒だった。
刺されたところに当てて、数秒待つだけ。
スタートボタンを押すと、画面が切り替わり、数秒で加熱完了をアプリが伝えてくれる。あとはデバイスの先端を、痒みを感じる箇所に当てるだけ。わずか4〜10秒ほどで処置は完了だ。
気になる痒みは……
加熱状態は使用後に自動でオフになる。
気になる使用感だが、ほんのり熱さを感じる程度で、お灸を当てているかのような気持ち良さすら感じた。
あくまで個人の感想だが、使用後に痒みがきれいさっぱり消え去るとまではいかないが、痒みが気にならない程度まで和らいだように思う。
子供向けのモードも選べる。
試しに違う箇所に連続で加熱してみたが(同じ箇所に連続して使うのは禁止)、スマホのバッテリーの消耗はほぼなし。1日に刺される箇所に使う程度なら、バッテリーを気にする心配はなさそうだ。
なにより、このサイズ感は荷物を削りたいアウトドア向きだし、従来の塗り薬のような化学物質を一切含まないので、子供にも安心して使えるのはありがたい(対象年齢は4歳以上)。蚊以外にも、ハチやアブにも使用できるそうだ。
あえて難点を上げるなら、コンパクト過ぎて失くしてしまいそうなこと。ギアの管理に自信がある方以外は、細引きを通して首からぶら下げておくと安心だろう。
細引きを使って首から下げておくのが無難かも。
かつて、筆者はマタギのおじいさんを山で取材した際に「蚊に刺された時はタバコの火を近づけると痒みが消える」と言われたことがあるが、正直、半信半疑で話を聞いていた。
しかし、ヒートイットの仕組みを考えると、おじいさんの発言は科学的な根拠があってのことだったのかもしれない。疑って、ごめんなさい。
虫刺されの薬を忘れることはあっても、スマホを忘れて出かけることはないはず。この夏はヒートイットとスマホを常にセットで持ち歩けば、虫刺され対策はばっちりでしょう。
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