旧車の公式EV化がスタンダードになる?
サンクのリアにも充電口が確認できる。
しかも家庭用コンセントで3時間も充電すれば満タン(満充電)だ。3時間なら買い物したり、カフェで過ごしていればあっという間じゃないか。
価格もそれほど高くない。付加価値税と取り付け費用込みで1万1900ユーロ(約175万円)と日本の軽自動車なみだ。
だからだろう、ルノーはEVレトロフィットで「クラシックカーを愛する人々」のほかに「若い人たち」にも、キャトルやサンク等を電気で走らせて楽しんでほしいと言う。
キャトル、サンクに続いて初代トゥインゴにも「EVレトロフィット」が用意されている。
そういえば、日産も最近R32型スカイラインGT-RのEV化への挑戦を始めた。名機と謳われる直列6気筒ターボエンジンを取り外して、電気の力でGT-Rらしい走りの再現を目指すらしい。
ルノーの「EVレトロフィット」が日本で販売される可能性は今のところ低いけれど、もしかしたら、この「古い車をEVにしちゃおう!」という流れは、メーカーも巻き込んだ大きな波になる!?
もしも手放さすにいる愛すべき旧車を持っているなら、整備に苦労してでも、その波を待ってみてはいかがだろうか?