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2023.03.26

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パンクなギャラリー店にアナログな写真店。渡辺真史が通う“不変”な東京スポット4選

渡辺真史●1971年、東京都生まれ。ベドウィン & ザ ハートブレイカーズのディレクター。ローカルとインターナショナル、2つの視点で東京をクルージング。

渡辺真史●1971年、東京都生まれ。ベドウィン & ザ ハートブレイカーズのディレクター。ローカルとインターナショナル、2つの視点で東京をクルージング。

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ベドウィン&ザ ハートブレイカーズのディレクター・渡辺真史さんが、東京を案内してくれるオーシャンズの連載「TOKYO探訪」。

ファッション業界を牽引する彼のアンテナにビビッときたショップやスポットとは? 

今回は、東京のカルチャーが詰まったミュージアムショップやアナログプリントを続ける写真店など、昔と変わらない良さを感じられる4スポットをお届け。

それぞれの記事では、店主と渡辺さんのほっこりトークからお店の魅力を探ることができるので、そちらもぜひご覧あれ!

1. 心地よい刺激を与えてくれる「オン・サンデーズ」



まずは、青山と新宿をつなぐキラー通りのアイコン的存在、ワタリウム美術館併設のミュージアムショップ「オン・サンデーズ」。

ここの見どころは、年代別や作家別にずらりと並ぶ、1階奥のポストカードコーナーだそう。「学生の頃はここでレアなポストカードを買って、海外の友人に手紙を送っていました。カードゲーム感覚というか」と渡辺さん。

1980年のオープン当初、学生たちが作り上げた場所だという同店。平日学校へ行く学生たちが来られる日曜にのみ営業していたため、「オン・サンデーズ」という店名になったんだとか。

ハイセンスなのに、どこかパンク的要素も持ち合わせている、そんな独特な雰囲気に魅了され、大人になった今もふらっと立ち寄ってしまうのだろう。

2. 北欧家具の先駆者、インテリアショップ「ハイク」


創業1999年、目黒区のインテリアショップ「ハイク」。当時は北欧家具が目新しく、ハイクはその先駆け的存在だ。手なじみの良さがあり、北欧らしい温かみと重厚感を感じられる家具が揃っている。

コロナ禍で室内で過ごす時間が増え、家具への注目度も高まっているのだとか。

「やはりショップが変わらず続いていくことが大切で。積み重ねた時間とクオリティは、お客様にも実感として伝わると信じています。小さい店ですが、小さいなりにこの街の歴史の一端を担えたら幸せです」(オーナーの須摩さん)

変わっていくものが多い今だからこそ、変わらない良さを改めて感じられるのだ。

3. つい長居したくなる「ボンジュールレコード」



渡辺さんが「服も音楽もセレクトが良くて、つい長居しちゃう」という、代官山のレコードショップ「ボンジュールレコード」。今でこそリチャードソンなどのアパレルや雑誌、テープが多く並ぶが、オープン当初はレコードがメインだったそう。

「2000年代にはCDが増えましたし、音楽のトレンドもこの26年間で激動している。その中でウチは、あえて波に逆らわず、時代に合った素直にいいと思えるものを発信してきました。変わることにビビらないというか。だからこそ長く続いているのかも」(バイイング&ディレクションの上村さん)

アンテナを貼ってトレンドは押さえつつ、スタンスは変えないという姿勢が今もなお愛される秘訣なのだろう。


4.“銀塩”の温もり感じる写真店「フォートウエノ」



学生時代に一時期カメラマンを志したという写真好きの渡辺さん。そんな彼が気になっていた写真店が渋谷と恵比寿の間にある「フォートウエノ」だ。1971年創業で、今なおアナログプリントを続けているという。

温かみのある質感や柔らかなトーン。写真が手軽に撮れる現代に、アナログの味わいを改めて感じることができる。

アナログプリントが再び注目されている今こそ、また行きたくなるお店だ。


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