▶︎すべての写真を見る 最近は、SUVなどの車高を上げる「アゲ車」が人気だけど、昭和のカスタムカーといえば車高はピッタピタに低くするのがお決まりだった。
時に「ヤン車」と呼ばれるこの手の車が、実は最近海外で「CrazyでCool!」と熱視線を集めているらしい。
確かに令和の時代のヤン車は、最高にクレイジーでクールだった!
ド迫力なグラフィック&エアロパーツを纏ったC-HR
「Rowen C-HR×BUSH-ART」。エアブラシで描かれた火の鳥は、ハーレーなどでも有名なBUSH-ARTによるもの/Rowen Japan
ボディに描かれた火の鳥のごとく、羽ばたくように上に開いたシザース仕様のドア。
ベース車はトヨタのコンパクトSUV「C-HR」だが、大きく膨らんだフェンダーや、独特の開き方をするボンネット、迫力のエアロパーツなどで誰もが目をとめてしまうほど、サイズ以上に存在感はバカでかかった。
黄色のボディに対して、内装は赤一色。
コルベットのV8エンジンを収めたハイエース
ボディが上下に大きく跳ね上がるハイドロが組み込まれている「CHERRY GANG」/TSDstyling/T-styleAutoSales/EXPERT/TRINITY
「作業車で有名なハイエースをアメリカンスタイルに」をテーマにカスタマイズされたのが、この「CHERRY GANG」。
なんと「コルベット」のV8エンジンが運転席下に収められている。またインテリアは1950年代のシボレー「インパラ」をイメージしたという。
ホイールには先端がツンツンに尖ったナットが備わるなど、細部までコダワリ抜かれたアメリカンスタイルのハイエースだ。
シート横に見えるエンジンのカバーには「CORVETTE」の文字が!
これなら人気爆上がり! クール&ビューティなヴェルファイア
ところどころに入るレインボーカラーが良いアクセントになっている「Cosmic Vellfire」/L-TIDE
現行型の「ヴェルファイア」は、兄弟車の「アルファード」と比べて大人しいと嘆く人もいるけれど、こんなクールなヴェルファイアなら人気も爆上がりだろう。
戦隊モノのロボットのようなフェイスに、ド派手なピンクの色あい、コンビニの車止め用縁石には近づけないほど低い車高。なんともクール&ビューティなヴェルファイアだ。
大きく張り出したフェンダーとリアウイング。
人気女性ユーチューバーの愛車は令和のVIPカー
市販のエアロパーツも彼女好みにちょいカスタマイズされている「みっちゃんセルシオ」/JJ
車好きのユーチューバーで、視聴回数が100万回を超える動画もある「みっちゃん」。そんな彼女の愛車が「みっちゃんセルシオ」だ。
テーマはシンプルスポーティVIP。外はカッコよく、内装は女性らしいキュートな空間に仕上げられている。
純正の良さを引き出しつつ、すべてワンオフパーツでまとめられた令和のVIPカーだ。
白を基調にピンクやブラウンが効果的に使われている。
漫画で見たロータリーシャンテをついに実現させた!
ロータリーエンジン(13B)を搭載した「郷田板金ロータリーシャンテwith team 絆&雨宮」/RE雨宮
1970年代にマツダで販売されていた軽自動車の「シャンテ」。当時ロータリーエンジンを搭載する計画もあったが、結局見送られた。
それを1980年代に実現したのが、今やロータリーエンジン車のトップチューナーであるRE雨宮。ロータリーエンジンを搭載したそのシャンテは、多くの人々の注目を集め、当時マンガ雑誌『ジャンプ』で連載されていた『よろしくメカドック』にも登場したほどだ。
その『よろしくメカドック』で読んで、いつかは自分も作りたいと思っていた郷田板金が、本家であるRE雨宮に協力してもらい、令和の時代に伝説のロータリーシャンテを完成させた。
メガホンのように大きく飛び出たフェンダー&タイヤは、郷田板金オリジナル。
さらに熱い視線を集めたシャコタンフェアレディZ
大迫力のフェアレディZになっているが、エクステリアのアフターパーツはアンダースポイラーやウイング、ホイールのみという「満力的RZ34」/326POWER
昨年夏にようやく販売されたと思ったら、注文殺到であっという間に受注停止。納期は5年先?なんて言われているほど、希少価値がぐんぐん高まる新型「フェアレディZ」だが、東京オートサロン2023では、そのカスタムカーが多数展示されていた。
中でも目をひいたのが、昭和に一世を風靡したシャコタンスタイルの、黄色いZだ。
手のひらすら入らなそうなほど低い車高、ハの字型のホイール&タイヤは令和のスポーツカーでもサマになっている!
海外人気の高いZだけに、このシャコタンZも海の向こうから熱い視線を集めそうだ。
ホイールのリムがフェンダーから突き出したアウトリップ仕様。