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これで職人たちの現場がもっと楽になる!?

バックドアを開けて可動式収納棚を引き出すと、ユニフォームを収納するクローゼットや電動工具のバッテリーを充電できる設備が現れる。

Powered Base for PRO/日産


朝早いコンビニの駐車場で、職人と道具を目一杯詰め込んだミニバンを見かけることがあるけれど、こんなキャラバンがあれば!な一台が、日産自ら提案した「Powered Base for PRO」。

プロによるプロのための移動基地だ。

バックドアを開けて可動式収納棚を引き出すと、ユニフォームを収納するクローゼットや電動工具のバッテリーを充電できる設備が現れる。

バックドアを開けて可動式収納棚を引き出すと、ユニフォームを収納するクローゼットや電動工具のバッテリーを充電できる設備が現れる。


最大の特徴は電気自動車リーフの再生バッテリーを活用したポータブル電源や、太陽光発電システムを搭載していること。

フロントはこんな感じ。

フロントはこんな感じ。


おかげで、本来仕事が終わってから事務所に戻ってパソコンで事務作業……も、現場でササッと済ませられるのはもちろん、朝買ったコンビニの食材を昼休みになったら電子レンジでチンできるし、夏ならクーラーボックスも大活躍するだろう。もちろん電動工具のバッテリーだって充電可能。

可動式工具棚の裏側にはホワイトボードまで用意されている。

可動式工具棚の裏側にはホワイトボードまで用意されている。


そのほか、微に入り細に入り細かな工夫がされている移動基地。コンセプトに終わらず、そんなカスタムオーダーを受け付けてもらえないかな。


今夏に登場予定。プロユースにピッタリなEVバン

全長約5.5mとトヨタ ハイエースのスーパーロングとほぼ同じサイズの「エルモL」。価格はまだ未定。

全長約5.5mとトヨタのハイエースのスーパーロングとほぼ同じサイズの「エルモL」。価格は未定。


商用バンにも電気自動車時代を予見させてくれるのが、日本発の電気自動車ベンチャー企業のHW ELECTROが発表した電気自動車バン「エルモL」。

2023年初夏の日本での販売を目指している。

ベース車は右サイドに上下分割式のゲートを装備。荷室はアルミ製の床と樹脂製パネルで覆われた広い空間になっている。

ベース車は右サイドに上下分割式のゲートを装備。荷室はアルミ製の床と樹脂製パネルで覆われた広い空間になっている。


1回の満充電での航続可能距離は270km。正直、この航続可能距離ではキャンプなどの遊びに使うには不安だけど、集荷場から決まったエリアの各家庭への配送業務であればこれで十分じゃないだろうか。

一部宅配業者では既に小型の電気自動車バンが使われているけれど、全長約5.5mサイズのエルモLなら、さらに作業効率が上がるはず。

荷室部分をこんな風にウッディにカスタマイズすることも可能。

荷室部分をウッディにカスタマイズすることも可能。


日本での販売状況次第では長距離対応モデルも出てくるかも。 用途に応じた内外装のカスタムもOKらしいから、そうなればキャンピングカーとかいろいろアレンジしたくなるベース車にもピッタリかもしれない。


屈指のタフギアはオーバーランドスタイルがよく似合う

ビス留めのオーバフェンダーにオフロードタイヤがよく似合っているIPFの「デリカ D:5 OVERLAND Style」。

ビス留めのオーバフェンダーにオフロードタイヤがよく似合っているIPFの「デリカ D:5 OVERLAND Style」。


ミニバンの中でも、悪路をガシガシ進める三菱「デリカD:5」。そのスペックから考えるとキャンプだけじゃもったいないなと思っていたら、東京オートサロン2023ではオーバーランドスタイルが提案されていた!

前方に丸型LEDが6灯備わるルーフラックにはギアボックスを積んで、タンクやスタック時の脱出用ステップをサイドに備えて、反対側にはサイドにオーニング、リアにラダー……と、ピックアップトラックが主流のオーバーランドスタイルも、デリカD:5ならサマになる。

もちろん日本じゃ、本気のオーバーランドな遊びは難しいけれど、だからこそピックアップじゃなくデリカD:5のオーバーランドスタイルのほうが日本のアウトドア好きファミリーにもハマるんじゃないかな。

籠島康弘=文

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