「藤井隆行の視点。私的傑作批評」とは……▶︎すべての写真を見る 実は大の掃除好き。ひとり暮らしをしていた頃は部屋が汚くても平気でしたが、家族ができて、家を買って、まったく意識が変わりました。家では率先して掃除をしています。
床拭きやトイレ掃除、洗濯したら家族の分まで服を畳みます。洋服だけおしゃれして部屋が汚いのはだめだと娘たちに説教し、なんなら部屋を掃除させてほしいと言っているのですが断られています。
掃除用具には特にこだわっていて、まず掃除機はダイソンとミーレ。ミーレはパワフルでしっかり埃を吸ってくれてとても頼もしい。自分の目で埃を確認しながら掃除したいので、ロボット掃除機は使いません。
床拭きのモップはスウェーデン製のボナ。スプレー付きでとても手軽です。アイリスオーヤマのリンサークリーナーは、水の力でソファやカーペットなど布製品の汚れを取るスグレモノ。
お風呂は、昨年リフォームして自動洗浄してくれる浴槽に替えました。いつも掃除をしながら、こんなものがあったらいいなと妄想し、それを探すのが楽しいです。
ホボットの窓掃除ロボット「HOBOT-R3」。5kgの吸引力で窓に吸着したまま移動。タンクから水を噴霧しながらマイクロファイバー製クリーニングパッドが、70rpmの速さで回転し窓の汚れを除去する。H95×W148×D295mm 955g 価格要問合せ/モトヤ 029-869-7635
そんな僕の唯一の悩みが窓掃除でした。我が家は吹き抜けがあって高いところに手が届かないのですが、業者に頼まなくてはいけないかな、などと思いつつ見て見ないふりをしてきました。
勝手に窓を掃除してくれる機械があればいいのにと思って検索していたら、本当にあったんです!
それが自動窓掃除ロボット、ホボット。スイッチを入れると吸引モーターで窓にぴたっと張り付き、勝手に動きながら超音波スプレーノズルがガラスに水を吹き付けて掃除してくれます。コードが4.5mあるので高い場所も大丈夫だし、リモコンをスマホで制御できるのも便利。
写真の「R3」は楕円状で腰をフリフリしながら動くタイプですが、僕が使っているのは「2S」という正方形のタイプ。左右に几帳面に移動します。
今までサボっていたぶん、さすがに一度では完璧にきれいにはなりませんが、続けるうちに少しずつ仕上がりは良くなっていますね。窓がきれいになると差し込む光が変わってインテリアも良く見えます。
“あったらいいな”に出合えたときの満足感は、とにかく格別です。
[藤井隆行 プロフィール]東京を代表するブランド「ノンネイティブ」のデザイナーで、ファッションからライフスタイルまで一貫したこだわりを持つ。「NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が終了し、今年は『どうする家康』が始まりました。かなり期待大。日本史を改めて勉強し直さないと」。
「藤井隆行の視点。私的傑作批評」とは…… 世の中のありとあらゆるプロダクツから、「ノンネイティブ」藤井隆行さんが独自のセンスと審美眼でモノをセレクト。デザインとは? 実用性とは? 買い物の醍醐味とは? ブランド名や巷の情報に惑わされず、本当に自分に必要なモノと出会う方法を指南。
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