「子供に優しい社会」のために、個人ができること
「児童虐待防止全国ネットワーク」理事長・吉田恒雄さん(右)。
NPO法人「児童虐待防止全国ネットワーク」の理事長、吉田恒雄さんもステージに登壇。長年の経験に基づき、児童虐待をなくすために個人ができることを会場に向けて提案した。
「生活苦や孤立、頼りにできる人がいないなど、虐待の原因はさまざまあって、親もいろいろと抱えています。国や自治体、専門家だけでなく、皆さんにもできることがあります。それは、子供たちや、子育て中の親御さんたちに優しくすることです。
たとえば、子連れの家族ににっこり微笑む。声をかけて、子供を褒める。困っていそうな親子に『荷物を持ちましょうか?』と声をかけるだけでもいい。それで悪い気分になる人はいません。
ベビーカーで電車に乗ってきた親子に、嫌な顔などもしないでください。良いんですよ、というメッセージを発信しましょう。それは誰にでもできることです」。
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