▶︎すべての写真を見る レクサスといえば、街が似合うハイセンスでラグジュアリーな車。
そんなイメージが強いかもしれないが、先日、東京アウトドアショー2023でお披露目されたレクサスはまさに対極、オーバーランダーなやつらだった。
レクサスの新戦略“オーバートレイル”
レクサス「オーバートレイル・プロジェクト」のブース。
車と併せて、この日からレクサスは新戦略「オーバートレイル・プロジェクト」を開始すると発表。
オーバートレイルとは、流行の「オーバーランド」と、トレイルランニングなどの「トレイル」を掛け合わせたレクサスの造語だが、そのきっかけを作ったのは「アメリカのレクサスオーナーたちは、愛車で野山を駆けめぐっている」という事実だった。
アメリカのオーナーが自分でカスタマイズしたGX460
ちょいリフトアップされたレクサス「GX460」。
オーバーランダーなカスタマイズがバッチリ決まったレクサス「GX460」。
レクサスのアメリカ法人が手掛けたのかと思いきや、アメリカでオーバーランドを楽しんでいるオーナーが本気でカスタマイズした一台を、この日のために持ち込んだのだという。
アメリカでレクサスGXあたりに乗る人々は、かの地で流行しているオーバーランダーを楽しんでいるのだとか。愛車にルーフトップテントをはじめとした野宿用アウトドアキットをたっぷり積んで、文字どおり野山を駆けめぐるのだそう。
コンセプトは「過酷な地形の遠く離れた目的地まで、ラグジュアリーな旅を楽しめること」。
で、トヨタの「ランドクルーザー プラド」のレクサス版であるレクサスGXは、オーバーランダーを楽しむには絶好の一台というわけ。
見た目は都会派だけど、中身はプラド同様タフだから道なき道をガンガン進めるし、メイド・イン・ジャパンのクオリティだから、オーバーランディングを安心して楽しめる。
CBI Offload製のベッドタイプのルーフキャリアに、ヤキマのルーフトップテントが備わる。ラゲッジ内にはARB製の引き出し式キッチンセットが装着されている。
残念ながら日本ではレクサスGXが販売されていないし、アメリカのようにオーバーランダーを楽しめる野山もなかなかないけれど、この見た目だけでもマネしたくなる。
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