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③ 見た目以上に中身が大幅進化したクロストレック

スバル「クロストレック」。後席ドアの下(サイドシル)は、ルーフに荷物を載せる際に足を安定できる形状になっている。

スバル「クロストレック」。後席ドアの下(サイドシル)は、ルーフに荷物を載せる際に足が安定しやすい形状になっている。


日本の狭い道路でもスイスイ走れるサイズで、本気の四駆も備えたスバル「XV」。このたび海外名「クロストレック」に改名したけど、パッと見はちょっぴり精悍な見た目になったくらい!? いやいや、中身は大きく変わっているのだ。

段差を乗り越えてもミシッともしない強固なボディとなり、操縦性や静粛性、乗り心地等が大幅に向上。

自慢のアイサイトはより広角な新型ステレオカメラユニットに切り替えられるなど、安全性能や高速道路での楽さもマシマシだ。

大型ディスプレイはスマートフォンとの連携が強化され、メーカー純正のナビはオプション扱い。つまりスマホのナビアプリをどうぞ、ということ

大型ディスプレイはスマートフォンとの連携が強化され、メーカー純正のナビはオプション扱い。つまりスマホのナビアプリをどうぞ、ということ。


他にも医学的アプローチからシートを開発……とまあ、ほとんど見えない部分だけれど、あらゆる面で進化している。

街乗りも、アウトドアもこれ一台で足りちゃうハズ。


④ ラグジュアリーなのにワイルドなグランドチェロキー

ジープグランドチェロキー。車名の最後にLが付く3列シート車が全長約5.2mなのに対し、Lがない2列シート車は4.9m

ジープ「グランドチェロキー」。車名の最後にLが付く3列シート車が全長約5.2mなのに対し、Lがない2列シート車は4.9m


最上級モデルらしいラグジュアリー感を醸しだしつつ、ジープらしいワイルドさもある、5代目ジープ「グランドチェロキー」。

昨年末に登場した3列シートの「グランドチェロキーL」に続き、今年10月には「L」が取れた2列シートモデルが追加された。

Lのないほうにはモーターのみで最大52km走れるプラグインハイブリッド車もあり、普段の買い物なら電気だけで走れちゃうし、Lと違い全長は5mを切るサイズだから、街中ではこっちのほうが取り回しやすい。

もちろん泥でも雪でも岩でも何でも来やがれ!な悪路走破性はトップクラス。人気の「ラングラー」もいいけど“人とはちょっと違うジープ” にはピッタリな選択肢だ。

シフトノブがダイヤル式になるなどモダンなインテリア。カーナビやスマホ連携OKなオーディオは標準装備

シフトノブがダイヤル式になるなどモダンなインテリア。カーナビやスマホ連携OKなオーディオは標準装備。



⑤ 未来的デザインを泥臭く使い込みたいレンジローバー

ランドローバー「レンジローバー」。ディーゼル、ガソリン、PHEVとバリエーション豊かなパワートレイン。2024年には電気自動車バージョンも登場予定。

ランドローバー「レンジローバー」。ディーゼル、ガソリン、PHEVとバリエーション豊かなパワートレイン。2024年には電気自動車バージョンも登場予定。


空から降りてきたスペースシップのような姿の「レンジローバー」。近づけばドアノブがスッと現れ、足元にはステップも差し出してくれる。

電子制御式エアサスペンションが地球のデコボコ道をオブラートに包んで乗員に伝え、ホテルのスイートルームがそのまま移動しているかのように静かに進む……、なんて具合に、レンジローバーにしか出来ない夢見心地を提供してくれる。

前席だけでなくリアにもタッチパネル式ディスプレイが用意されている。インテリアは数種類のレザーから上級ウールまで好みの触感や色あいを選べる

前席だけでなくリアにもタッチパネル式ディスプレイが用意されている。インテリアは数種類のレザーから上級ウールまで好みの素材や色あいを選べる。


とはいえ、イギリスの貴族たちが領地を走りまわるために生まれた車なのだから、泥まみれにするのは正解だし、伝統の上下分割式テールゲートを開けて、下のゲートに座りながら糸を垂らすなんて使い方ができれば、この車を使いこなしているって感じがするのだ。

籠島康弘=文

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