▶︎すべての画像を見る 車でもファッションでも、値段が高ければ良いってわけではないのはそのとおり。本質を見極めるためには「良いもの」を知らねばならない。
例えば、メルセデス・ベンツのサルーンで最上級モデルとなるSクラスの、さらに上に位置するメルセデス・マイバッハ「Sクラス」と、同じく同社の最上位SUVに君臨するメルセデス・マイバッハ「GLS」。
買うかどうかは別にして、車好きなら誰もが知っておくべき2台の最高峰を紹介したい。
最高峰として生まれたマイバッハ
メルセデス・マイバッハSクラス 2730万円〜
そもそも「マイバッハ」とは、メルセデス・ベンツの生みの親のひとりであるゴットリープ・ダイムラーとともにエンジンを開発していたヴィルヘルム・マイバッハに由来する。
彼はダイムラー社を去ったあとに、ドイツで初めてV型12気筒エンジンを搭載した超高級車を生産する、メルセデス・ベンツのライバル会社を興した人物だ。
会社はのちにメルセデス・ベンツ傘下に収められたのだが、そんな高級ブランドをメルセデス・ベンツは2002年に復活させ、2014年には現在のメルセデス・マイバッハとしてSクラスの頂きに据えた。
以降、メルセデス・マイバッハ
G650ランドレーをはじめ、最高級ラグジュアリーカーとして度々登場している。
メルセデス・マイバッハSクラス
現在販売されているメルセデス・マイバッハは、SクラスとGLSクラスの2種類。
いずれもマイバッハが自動車生産を始めた1921年から100周年を迎えた、2021年に日本市場への導入が発表されたモデルだ。
メルセデス・マイバッハSクラスは、ノーマルのSクラスのロングホイールベース版をさらにストレッチして後席の居住空間が格段に広げられている。
一方のメルセデス・マイバッハGLSは、ノーマルの7人乗りGLSから3列目シートを取り払い、その分2列目を後ろに移動させて、2列目の乗員に広大なスペースを与えた。
メルセデス・マイバッハSクラス
2/2