アルゼンチン代表のメッシ選手。W杯での勇姿は今大会が最後かも?
▶︎すべての画像を見る グループリーグも終盤に差し掛かってきたサッカーワールドカップ カタール大会。毎晩テレビにかぶりついている人も多いかと思うが、現地ではテレビに映らないドラマもたくさん起きている!
ということでカタール滞在中のカメラマン佐野美樹がレポート。
「佐野さん、現地の様子はどうですか?」。
W杯史上最も可愛いキャラクター!? 「ライーブ」の実体
スーパーマーケットでも見つけることができる「ライーブ」。
今大会のマスコットキャラクターをご存知だろうか?
名前は「ライーブ」。カタールの民族衣装「トーブ」がモチーフになっている“アレ”だ。ディズニー映画にでも出てきそうなつぶらな瞳で“W杯史上最も可愛いキャラクター”として、現地でも大人気。
あらゆる国のサポーターがライーブの帽子をかぶっている。
日本円で4000円強。ちょっと高め?
お値段は110カタールリヤルで4000円強とややお高いのだが、その人気ぶりはすごい。スーパーにもグッズコーナーが設置されていて、どこでもグッズを購入できるので、北京五輪の時のように、オフィシャルショップに入場するのに長蛇の列ということもない。
だがこのライーブくん、そもそも人の頭にのせる布がモチーフになっているので、足がない。だから国際大会でお馴染みの着ぐるみをまったく見かけない。
電光掲示板の道案内にも登場するし、大型のモニュメントも立っているけれど、“実物”には会うことができない。
開会式ではバルーンになって空を移動していたライーブ。
実はなんだかさみしいキャラクターでもあるのだ。
アプリなのにアナログな「ハヤカード」
通常、カタールに入国するときには空港でアライバルビザを購入するのだが、W杯では事前にハヤカードを申請しないと入国することはできない。
現地に知り合いはいるか、宿泊先はどこかなど、膨大な質問に答え、無事審査が通るとモバイルアプリで表示できるようになる。
このハヤカードを持っていると、ワールドカップ大会期間中は、メトロが無料で乗り放題。
なのだが、なんとアプリにも関わらず、改札でスタッフが目視で確認という、まさかのアナログ仕様! 空いている駅ならまだいいのだが、これがビッグゲームのある試合の最寄駅だと大変だ。
サポーターが改札に押し寄せるのだから、マンパワーでチェックしようなんて無理な話なのである。だからこそのデジタルだったんじゃないのか……。
今や誰もアプリを見せない状態になっている(笑)。
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