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ハートの声とカラダの声に素直に耳を傾ける

取材日前日に届いた巨大なアリのぬいぐるみとともに。アマゾンにて購入。思ったよりも状態が良く満足そうである。

取材日前日に届いた巨大なアリのぬいぐるみとともに。アマゾンにて購入。思ったよりも状態が良く満足そうである。


さてご覧のとおり、加賀美は服が似合うスマートな体型だ。何かしらのワークアウトを継続しているのでは? 日々部屋にこもっての創作活動ばかりでは、こういう体型は維持できまい。

「ジムに通ったりはしていませんが、実は雨の日以外は毎日歩いているんですよ。散歩より少し早いくらいの速度で、1時間から1時間半くらい」。

コロナ禍のなか「なんとなく体調不良を感じて」始めたこのウォーキング。1年半ほど続けて、結果6kgほどカラダを絞ることができた。体重は現在もキープし続けている。

「やっぱり有酸素運動が効くのでしょうか。それからもともと姿勢が悪いので、自分で気付いたときにポールを使った肩甲骨回りのストレッチを。また以前ぎっくり腰をやったこともあって、週1回の整体通いも続けています。年齢なりにちゃんとガタがきていますよ(笑)」。

それでもウォーキングを始めてから、以前より頭がすっきりしてコンディションは悪くないとか。今回加賀美を訪れた目的は、ハートの若さの秘訣を聞くこと。でもやっぱり、ハートとカラダは密接に関連しているのだと思った。

今日も加賀美は子供の頃のハートのままに、自分が面白いと思うモノに囲まれて仕事をしているに違いない。カラダの発する声に耳を傾けて、無理せず適度な運動を続けながら。
現代美術作家 加賀美 健 Age 48●1974年、東京都生まれ。時事問題や社会現象などのモチーフをジョーク的発想に変換し、ドローイングや彫刻などの作品に反映。オリジナル商品を扱う「ストレンジストア」は代官山の実店舗とオンラインで営業中。instagram@kenkagami


KEIICHI NITTA(ota office)=写真 加瀬友重=文

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