優れた保温力や履き心地は、従来モデルとまったく遜色なし。カラーは写真のチェスナット(ベージュ)のみの展開となる。レディスおよびキッズにも同じモデルが用意されているので、パートナーや家族とぜひ。2万6400円/アグ(デッカーズジャパン 0120-710-844)
▶︎すべての画像を見る 寒くなると履きたくなる定番靴のひとつがアグのシープスキンブーツ。
何よりインナーのボアが最高に暖かい。カリフォルニア生まれのローファイな雰囲気もいい。そして「海上がりのサーファーたちの冷えた足元を包むために作られた」という、道具として信頼できるエピソードも刺さるポイントだ。
さてこの冬も世話になるか……と思っていたところに、よりサステナブルな素材&取り組みに貢献する新作が登場。それがこちらの「クラシック ミニ リジェネレート」である。
どこか変わった?見た目は従来の「クラシック ミニ」とほとんど変わらないから、戸惑うのも無理はない。変わったのは素材の“中身”だ。
シープスキンは環境再生型の農場から調達。©2022 Atkins Ranch
アッパーのシープスキンは環境再生型農業(土壌の修復や野生生物多様性の促進、地中の炭素吸収などに配慮した農業)を実践する農場から調達。もちろん食肉用に飼育された羊の副産物であるのは以前と同様だ。
アウトソールには新たに、再生可能な資源であるサトウキビから作られた素材「SugerSole️」を使用する。
100万エーカーの土地を再生可能な農地へ。©︎2022 Savory Institute
またアグはいち企業としても環境再生型農業の推進をサポート。米セイボリー研究所とパートナーシップを締結し、2025年までに100万エーカー(約4000㎢)の土地を再生可能な農地へと修復する目標を掲げている。
そしてこの目標のために、「クラシック ミニ リジェネレート」の売り上げ一足当たり6ドルが、米本社よりセイボリー研究所に寄付されるというのだ。
機能性と見た目に加えて、よりサステナブルな意識を高めた我らが定番。冬ブーツのあるべき“新しい姿”に進化していると断言していいだろう。