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2022.11.21

ライフ

「リスキリング前提の定年後再雇用者」を成功に導く最低条件と、絶対にやってはいけないこと


「モヤモヤ り〜だぁ〜ず」とは……

本日の相談者:メーカー勤務・40歳

「わが社でも定年後再雇用で働き続ける社員が増えてきました。私の部署にも、新人時代にお世話になった大先輩が再雇用で配属されたのですが、正直働き方や考え方が古くて困っています。

リスキリング、と言えばかっこいいですが、どうやって学び直しを支援していけば良いのでしょうか?」。
アドバイスしてくれるのは……



そわっち(曽和利光さん)
1971年生まれ。人材研究所代表取締役社長。リクルート、ライフネット生命保険、オープンハウスにて人事・採用部門の責任者を務めてきた、その道のプロフェッショナル。著書に『人事と採用のセオリー』(ソシム)、『日本のGPAトップ大学生たちはなぜ就活で楽勝できるのか?』(共著・星海社新書)ほか。

採れないから「リスキリング」

リスキリング(Re-skilling)とは経済産業省の定義は「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」を言います。

岸田総理が所信表明演説で「今後5年間で1兆円投入」と発言したり、新語・流行語大賞にもノミネートされたりして、注目を集めています。が、要は「学び直し」です。

これまでも時代が変われば知識や技能は変わり、その都度学び直しは必要でした。ただ、現代は少子化を背景とした人手不足時代。そのため、「適した人が採れないなら、適した人に育てるしかない」と、リスキリングが取り立たされているのでしょう。

定年後再雇用者は貴重な人材

リスキリングの対象として語られがちなのは、筆者も属する「就職氷河期世代」と、今回のご相談の「定年後再雇用者」です。

後者については、パーソル総合研究所の「労働市場の未来推計2030」によると、2030年時点で644万人もの人手不足が予想される中、64歳男性の労働力率が69歳まで維持されて、かつ、60代女性の70%が働くようになると、働くシニアは163万人増えると報告されています。

労働力としては貴重な人材です。ご相談者の会社でも同じような背景で定年後再雇用をしているのだと思います。

つまり、なんとしても戦力になってもらわねばならない方々ということです。


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