さり気なく取り入れたいなら被り物は押さえよ!
リース対応に追われながら取材のアテンド、展示会準備、新作リリースの告知など、ひたすら忙しなく動き回る日々。カタログ撮影などでアメリカへ足を運ぶ機会も増え、そのタイミングを利用してシュプリームのショップにも訪れたという。
「LAのシュプリームへ行ったときは、スケートブランドであることを改めて再認識しましたね。
店の中にスケートボウルがあって、頻繁にスケーターのお客さんが入ってきては滑走。別にアイテムを買うわけでもなく、スタッフとコミュニケーションを取りながら程なくして店を出て行く……。
そういうの見ると、ストリートを通ってこなかった身からすると、すごく新鮮だったし、クールに映りました」。
その影響もあって、ついにスケボーを始めてみたりと、嗜好性にも徐々に変化が起き始めた。
「シュプリームに注目し始めたときは、スケボーをしない自分が手を出しちゃダメだよね、って思っていたんですよ(笑)。だから、シュプリームを好きになったと同時期くらいにスケボーを始めました。
シュプリームのキャップを後ろにかぶって、ボードをプッシュしたいなって。トリックはできないけど、クルーズするくらいはやってましたね」。
近年購入してお気に入りなのが、2021年に発売されたサウス2ウエスト8とコラボしたコチラ。
「デザインが目を引いたのと、やっぱり“サウス2”とのコラボレーションという新鮮さですよね。大人っぽいシュプリームだなって気がしました」。
このアイテムからも分かるように、西方さんが所有するシュプリームはとにかく小物が多い。それもまた、彼の”着こなしルール”に起因する。
「とにかく、さりげなくシュプリームを取り入れたくて。そうなると被り物になってくるんです。で、ボックスロゴの安心感、かっこよさ、普遍性がさりげなく小物にプラスされることで、自分のシンプルな格好がアップデートされるというか、より本物感が増すというか……もう印籠みたいな感じですよね(笑)」。
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