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「1コーデにつき、1シュプリームが上限」

被り物に負けず劣らず多く所有しているのがバッグだ。選ぶアイテムにも彼なりのこだわりがのぞく。



「僕には、”1コーデにつき、1シュプリームが上限”というマイルールがあって、キャップがシュプリームだったらバッグは避けたり、その逆もまた然りで。

“サウス2”のハットはデザイン的に匿名性があるので例外ですけど、ボックスロゴをあしらったキャップとバッグは合わせないようにしています」。

ストリートカルチャーを語るうえで、ステッカーの存在も欠かせないだろう。ロゴ系はもちろん、シーズンテーマにそったグラフィックデザインを落とし込んだものなど、西方さんは多数所有している。



「ステッカーは、アイテムを買ったら一緒に袋に入れてくれるんですよ。バリエーションもいろいろあって、デザインに捻りがあるものも多いですし、ストリートカルチャー特有のミクスチャーノリを感じさせますよね」。

そんなエッジが利き、ウィットに富むデザインは周囲の空気も変える、と西方さんは言う。その威力を実感するのが、好きが高じて手に入れたアートブックだ。




「IDでシュプリームを特集したこの本は比較的、最近発売されたものです。ファッションウィークでロンドンを訪れた際に、書店で購入しました。インテリアとして飾りたいなって。

洋服だけじゃなく、雑貨も素敵なものを作っていますよね。もう一方は以前に購入したビジュアルブック。日本のシュプリームのお店にも置いていました」。



「シュプリームのビジュアルブックを買ったのは、たしかニューヨークだったと思います。ブランドのシーズンのイメージビジュアルを集めた本で、個人的にはインテリア感覚で買いました。洋服だけじゃなく、そんなところもまたセンスを感じますよね」。


30年以上も衰えない魅力の根本は? の問いに「憧れのNYストリートシーンにおいて唯一無二の存在で、ラグジュアリーブランドとコラボをするなど、毎シーズン楽しませてくれること」と西方さん。なるほど、大いに同意。

恩田拓治=写真 菊地 亮=取材・文

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