「May the AIR FORCE 1 be with you」とは…… エア フォース 1の魅力を掘り下げる当企画も、今回で4回目。そろそろ、自分でも買いたい、履きたいという気持ちが湧き上がっている人も多いはず。
そこで、日本一のエア フォース 1コレクターであるYUSUKE TAKEIさんに「
初めてのエア フォース 1で知っておくべきモデル」を語ってもらった。
▶︎記事末の動画もCheck it OUT! YUSUKE TAKEI●25年に渡りエア フォース 1を集め続け、SNKRSでも紹介されたナイキ公認のコレクター。600足以上を誇るコレクションは現在も増え続けており、ありとあらゆるモデルを知り尽くしたエア フォース 1マスターといえる。
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【1足目】トリプルホワイト
なんといっても、エア フォース 1の代名詞はこれですね。
ナイキって、箱に記載する色の名称を大体3色並べて表記するんですけど、このモデルは“WHITE-WHITE-WHITE”となるので、トリプルホワイトと呼んでいます。
電車に乗れば一両に一人か二人は履いている人がいるくらい、定番中の定番モデルです。
真っ白なエア フォース 1というのは歴史が意外と浅くて、
本格的に発売され始めたのは2000年くらいなんです。
この形になったのは2007年からで、今日までそのまま継続されています。
よく、オールホワイトは初期からあるみたいなことをうそぶいている人がいますが(笑)、実際は
2000年半ばくらいからスポットが当たって、徐々に広まって定番になったというのが事実です。
デュブレと呼ばれる靴紐に付けるタグの金具は気になったら外しちゃえばいいので、本当に真っ白で履くこともできます。
ボリュームも適度だし、どの角度で見ても違和感がない。好きなコーディネイトに合わせれば、これだけでバシッとキマるものだと思います。
どんな場面で、どのように履いても、だれにでも似合う。それくらい完成度が高い一足です。
ちなみに僕は、結婚式の衣装替えのためにエア フォース 1を5、6足持っていったんですけど、初心的な心構えを示すつもりで、最後に来賓を見送るときにこれを履きました(笑)。
ナイキのウェブサイトやアプリ、一部のナイキ販売店で購入できます。
【2足目】トリプルブラック
次は、オールホワイトとは逆にブラックで統一されたエア フォース 1です。
ローカットでオールブラックという組み合わせは
’90年代前半からリリースされています。
その頃、真っ白のスニーカーって中学生が学校指定で履いていくようなイメージがあったので敬遠されていたと思うんです。
対して黒は、普段使う定番色として認知されていたので、歴史はこちらのほうが長かったりする。
ブラックのほうが一般的で、定番の色だったということですね。
僕が持っている一足は紐を変えています。キックスシックスというメーカーのもので、蝋引きっぽくなっていて高級感があり、レースエンドも金具で仕上げられています。
デュブレも元々はシルバーのものが付いていたんですけど、ブラックのものを入手して付け替えました。
僕は仕事のとき、スーツに合わせて革靴代わりに履いています。革靴よりはるかに履き心地がいいので、いくらでも仕事ができちゃいますね。
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