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どこでも思いきり寛げる「タント ファンクロス」

ダイハツ「タント ファンクロス」

ダイハツ「タント ファンクロス」


 一方のダイハツも、ハイト軽ワゴンの「タント」をベースに「タント ファンクロス」をリリース。こちらは軽商用バンではなく、遊びと街使いを両立させた乗用車として販売された。

乗用車としての使い勝手が考慮されているので、ほかのタントと同じ後席シートが備わる。



だからスペーシア ベースのようなフラットな床面を作ることはできないが、前席背もたれを後席側へ倒し、後席の背もたれをリクライニングすれば、リビングにいるように足を伸ばして寛ぐことができる。

ミラクルオープンドア(写真は通常のタント)。

ミラクルオープンドア(写真は通常のタント)。


そんなリビング空間をアウトドアで活かすのは、タントの最大の特徴であるミラクルオープンドアだ。

ピラー(柱)のない大開口が作れるから、ボードや釣り竿を持ったままでも簡単に車内に乗り込める。



こちらもシートは前席撥水加工、ラゲッジは防水加工されているから、雪がついたスキーウェアのままでドカドカ入っていけるし、濡れた荷物も放り込める。

ラゲッジには上下2段調整式デッキボードが備わるので、荷物を上下に分けて収納できる。



さらにミラクルオープンドアにオプションのタープを備えたら、タープ下はリビング(車内)に繋がるテラスのよう。



ちょっとした景観の良い場所に車をとめて、リビング&テラスをサッと構える、なんていう使い方ができる。

 ◇

1〜2人で遊ぶならスペーシアベース、家族でアウトドアを楽しむならタント ファンクロス。小さくても遊び心がたっぷり詰まっている2台、軽自動車の進化は、まだまだ止まらないのだ。

籠島康弘=文

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