シュプリームはクラシックに馴染ませよ!
シュプリームは、アッと驚くコラボレーションで世界を賑わせてきた。その都度シーンはざわつき、ほとんどがすぐさま入手困難に。なかには信じられない金額でトレーディングされているケースもある。
「世界を代表するアーティストから錚々たるファッションブランドまで、コラボレーションの内容がとにかく魅力的ですよね。ルイ・ヴィトンとのコラボ以降は、これまでシュプリームと接点がなかったラグジュアリー層も注目し始めましたよね」。
とはいえ、歳を重ねた今では、アイテムをセレクトする目線も変わってきたと話す。
「20代の頃は、サンローランのデニムやグッチのハットといったハイブランドのアイテムを取り入れつつ、シュプリームをはじめとするスケートブランドでハズす……といった着こなしが多かったです」。
「今気になるのは基本的にインラインもので、ひと目でシュプリームと分からないアノニマスな物。デニムはいい例で、これを買ったのは6年ほど前です。
当時、グレー系のデニムは好んではいていなかったのですが、これは35歳の自分がはくボトムスとしてちょうどいいな、と思って手に入れました」。
定番のボックスロゴ・アイテムと違い、確かにこのデニムを見ただけではシュプリームとはわからない。
「もともとクラシックなスタイルも好きだったので、歳を重ねるにつれてスーツやジャケパンのコーディネイトにシュプリームのアイテムを取り入れたりしていました。
今回はデニムオンデニムですが、上をジャケットにすることで、全体的にカジュアルなんですけど、少し品よく見えるように意識しました」。
「昔に比べて『シュプリームはこうだから』っていう先入観は削ぎ落とされいる感覚はありますよね。ただ、ストリートのキングという立ち位置もそうですし、ブランドが生まれて25年以上経ちますけど、常に動向を見ているとワクワクしますよね」。
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