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ポール・スミスが“削ぎ落とした”最新のMINI

「MINI STRIP」

「MINI STRIP」


もう一台の「MINI STRIP」と名付けられた電気自動車もまた、当然ながら同じテーマに沿ってポール・スミスがデザインした。

ベースは、日本にはまだ上陸していないが、ヨーロッパでは2019年から販売が開始されているMINIの電気自動車「MINI CooperSE」だ。

MINI STRIP

MINI STRIP


「STRIP(ストリップ)」という車名にふさわしく、ベースのMINI CooperSEから、多くのモノがそぎ落とされている。

ボディには塗装すら施されず、素材の色がむき出しの状態だ。唯一薄く透明な塗膜が腐食からボディを保護している。

また本来複数のパーツで構成されているダッシュボードは、スモークガラス仕上げの大きな半透明のコンポーネントに置き換えられた。

MINI STRIPのインパネ。

MINI STRIPのインパネ。


その中央、センターディスプレイがあるはずの場所にはスマートフォンがポツンと備わる。このスマートフォンがメディアコントロールとして機能するのだという。

インテリアで物理的なスイッチは、その下に備わるパワーウインドウとスタート/ストップのトグル・スイッチのみというシンプルさ。

MINI STRIPのドア。

MINI STRIPのドア。


さらにドアの内張やダッシュボード上部には再生コルクが貼られている。ドアノブとして登山用のロープが備えられたのは、きっと彼の遊び心だろう。

ほかにもこの2台、オリジナルと異なる点が多々あるという。見れば「こんなところが!?」とか「ここにこれ!?」なんていう発見がたくさんあるはずだ。

MINIとポール・スミスが電気自動車に乗せた未来への想いと遊び心。10月7日(金)〜12日(水)、表参道でぜひ、実物を見ながら確かめてほしい。


[イベント概要]
「MINI x Paul Smith in 東京」
日時: 2022年10月7日(金)〜10月12日(水) 11:00-20:00
会場: BA-TSU ART GALLERY (東京都渋谷区神宮前5-11-5)
入場無料
事前申込サイトはコチラ
イベント特設ページ:www.mini.jp/ja_JP/home/mini_paulsmith/

籠島康弘=文

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