海底ダイヤモンド。
▶︎すべての画像を見る キング・オブ・宝石=ダイヤモンド。だが昨今、美しさの裏にトレーサビリティや環境破壊などの問題を抱えていることはよく知られている。
よって注目されているのが、人工ダイヤ「ラボグロウン・ダイヤモンド」なのだが、その次なる旗手と目されているのが「海底ダイヤ」である。いわばダイヤモンドのサードウェーブ的存在は、どのように取られるのか。まずはそこから紹介しよう。
小さな船を出し採取する様子。大型船による機械を使った海底採掘は行わず、海が穏やかな日にダイバーが潜る。
海底ダイヤモンド(オーシャン・フロア・ダイヤモンド、オーシャンダイヤモンド)は、鉱山で発掘する一般的なダイヤモンドが雨風で地層ごと川に流され、長い年月をかけて海底に辿り着いたもので、それらは天然ダイヤと成分や結晶構造も輝きも同じだ。
海底で採取するため、採掘による環境破壊が少ない点が特徴で、地球に優しく、天然・合成に続く「第三のダイヤモンド」として注目を集めている。
そこで日本最大のダイヤのECサイト「ブリリアンス・プラス」を運営する株式会社キューは、日本企業として初めてそのオーシャンダイヤモンドを採取・加工・販売する英国のオーシャン・ダイヤモンド社と取引を開始した。
ホースを持ったダイバーが海底で砂利や貝殻をポンプで汲み上げる。
オーシャン・ダイヤモンド社は南アフリカの海で海底ダイヤを採取し、原産国や採取した海岸地域のトレーサビリティー(生産履歴の追跡)を確保している。
集めた砂利を袋に入れ陸揚げ、水洗いした砂利を広げダイヤを探す。
加えて現地では成人の専門ダイバーを雇い、海が穏やかな日に船を出すなど、労働環境にも配慮。
採掘による環境破壊や労働者搾取といった問題をクリアにした、“曇りのない輝き”が特徴だ。
この海底ダイヤを使用したブリリアンス・プラスによるリングは、婚約指輪5型と結婚指輪6型の計11型で「ブロウ(BLOU)」のシリーズ名で展開。
ブロウは南アフリカの公用語のひとつであるアフリカーンス語で“青”を意味し、海をルーツとしたダイヤモンドを表現している。
ブリリアンス・プラスの東京・銀座店で9月26日(月)より先行販売し、その後11月15日(火)より横浜・名古屋・金沢・大阪店へと取り扱いを全店へと広げる。
[上]婚約指輪(価格は9月26日時点のもの) 左から51万7000円、49万2000円、47万2000円、53万1000円、48万円 [下]結婚指輪 左から17万8700円〜、11万7500円〜、11万3700円〜、17万4100円〜、17万2500円〜、11万1800円〜/すべてブリリアンス・プラス(ブリリアンス・プラス カスタマーサポート 0120-978-345)
エンゲージリングは0.3カラット、マリッジリングは2.5mm幅の指輪に0.03カラット、1.8mm幅の指輪に0.01カラットの海底ダイヤモンドを使用。
いずれのリングも地金にはリサイクルされた金を採用。精製可能という金の特性を生かし、環境に優しい海底ダイヤの特性をリング全体でも表現している。
まさに「時代を超えて循環するジュエリー」なのだ。
[問い合わせ]ブリリアンス・プラス カスタマーサポート0120-978-345