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履き心地を重視するならコレ!

【4足目】エア マックス プリデイ

そして、いよいよここからは“シン”のエア マックスを。こちらは履き心地においてさらなる高みに上った感のある一足だ。



「2021年に発売されたモデルになります。僕がこの色を手にした理由は、大人っぽいシブいカラーだったから。そして、いちばん注目してほしいのがソールですね」。

そもそもエア マックスは、エアを可視化したビジブル エアという独自の衝撃吸収システムを初搭載したモデルとしても知られる。こちらにもその名残は感じられるが……。



「ここをご覧ください。エア マックス 1と比べるとよりエアを視認できる窓が大きくなっています。さらに、ミッドソールの白い部分が、めちゃくちゃ柔らかいんですよ」。



「歩行時、ソールがかかとから地面に接地するときに、まずヒールのエアの反発性を感じられ、そこからトゥへ行く際に、ミッドソールの柔らかさを感じられるという、歩きやすさを考え抜いた構造が素晴らしい。

もちろん、エア マックス自体、ナイキの中では履き心地に優れたモデルではありますが、僕が従来抱いていた履き心地のイメージを凌駕しましたね」。

その感触たるや雲上の心地良さ。ぜひとも試してほしいとG-KEN先生は熱弁する。



「見た目はもちろん大事ですけど、歩行時のサポートシステムは重要です。プリデイは今すぐ手に入れられないかもしれませんが、ちょうど先日、アッパーがフライニットになったモデル『エア マックス フライニット レーサー』が販売されました。プリデイと同じソールを採用しているはずですから、ぜひ、この履き心地を体感してみてください」。

アウトドアでも存在感を出せる一足

【5足目】エア マックス テラスケープ プラス

トリを飾るのは、現代社会を象徴したようなモデルだ。



「これは、一部にリサイクル素材を使ったサステナブルなモデル。これを手にすることにより、地球環境の改善に協力しているような心持ちになります」。

ただ、このモデルをオススメするキモはまた別のところにある。



「ベースは、1998年に発売された『エア マックス プラス』というモデル。フットロッカーという、海外ではポピュラーなスニーカーショップがあるのですが、その専売アイテムだったんですね。ナイキとフットロッカーの共同開発でエアを作っていましたしね。

ようやくアトモスでも販売できるレーベルになり、今は徐々に普及してきたかなという印象です」。



「エア マックス プラスって、ヨーロッパのストリートではちょっとしたステータスになっていて、これを履いていると周りから一目置かれるらしいんですよ。そういうのも相まって僕も普段から履いていたりするんですけど、その上位互換というか、こちらはさらにレベルアップした一足。

見た目もアウトドア感がありますし、今の空気にハマりやすいですよね。個人的にはエア マックス プラスも、BW同様、再評価されてもいいと思っています」。

さらに、気の利いた配色が着こなしに取り入れる際のハードルを下げているとG-KEN先生。



「独特なパーツを採用してますけど、配色にガチャつきがないので、スタイリングにすんなり馴染んでくれます。アウトドアが注目を集める中で、ストリート出身のエア マックスでも存在感を出せる一足なのかなと思いますね」。


G-KEN先生曰く「エア マックスは日々、進化しているシリーズ。だからこそ掘り甲斐があって、飽きさせず、コレクター魂を触発する」とか。

ひとまず、この5足の中のどれかを一度履いてみてほしい。そうすれば、彼の言っていることがより分かってもらえるだろう。

佐藤ゆたか=写真・動画 菊地 亮=取材・文

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