「News-New-Sneakers」とは……この1年も数々の話題を振りまいたスニーカー業界。
スニーカーシーンの最前線をリードする「アトモス」ではどんなモデルが動いたのか。そして彼らが2022年に注目するモデルとは?
オーシャンズ編集部が向かったのは……
アトモス 千駄ヶ谷
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-16-9
電話:03-5843-1017
営業:11:00〜19:00 無休
https://www.atmos-tokyo.com2021年に売れたスニーカー
編集部 アトモスのYouTubeで人気のよっぴさんに会えると聞いてやってきました(笑)。お題は2021年に売れたスニーカーと2022年注目のスニーカーという2本立て。よろしくお願いしまーす。
よっぴ こちらこそよろしくお願いします(笑)。
紹介してくれたのは…… 編集部 すばり2021年のスニーカーシーンはどんなモデルが人気でしたか?
よっぴ オフ-ホワイトやトラヴィス・スコットをはじめとした
ハイプスニーカーの人気は圧倒的でした。そのなかでも、名実ともに最前線に躍り出たのがアメリカ・アトランタのセレクトショップ「
ア・マ・マニエール」ですね。
編集部 聞き慣れない名前。
よっぴ ア・マ・マニエールは2019年の「ア・マ・マニエール × ジョーダン プロトマックス720」で名乗りを挙げると、「ア・マ・マニエール × エア ジョーダン 3」で火がつきました。そして満を持してロンチさせたのが「ア・マ・マニエール × エア ジョーダン 1」。
編集部 セイルカラーのスエードとワインレッドのシューレースによるカラーバランスが絶妙ですね。エア ジョーダン 1のDNAに敬意を払い、控えめであることを心がけたデザインワークはお見事のひと言です。
よっぴ あえて“TM”を排したウイングロゴもファンならたまらないハズ。
編集部 初期モデルに“TM”はついていませんからね。
よっぴ 一方で
最新技術を駆使したスニーカーも注目を集めた1年でした。
アグやホカ オネオネ、オン、そして
ゴアテックス搭載のナイキ「エア フォース 1」など……これらのモデルがコンスタントに売れた背景には、健康志向と質実剛健さを求める気分があったと思います。
編集部 確かに、ホカ オネオネやオンは街中でも多く見かけましたね。
よっぴ あ、ヒットどころでいうと、ニューバランスは別格! 出すモデル出すモデル、ことごとく売れましたから。勝因としては、現代のスニーカーヘッズの目に新鮮に映ったということも挙げられると思います。
編集部 極めつきの一足を選ぶとすれば?
よっぴ ニューバランスはどれもよく売れたので甲乙つけがたいのですが、強いて挙げるなら
「M990 BS3」。貫禄たっぷりのデザインとこれぞニューバランスな履き心地を高度な次元で両立させています。
メッシュをヘリテージカラーで染めたアッパー、マサチューセッツ州の工場に建つ時計塔をイメージしたインソールのデザインも見逃せません。
編集部 トレンドという視点でいくと、スニーカー業界にとっても“サステイナブル”は無視することのできないムーブメントでしたよね。
よっぴ サステイナブルな一足といえば、スニーカーのカスタムを手掛ける「リクチュール」と、アディダス、アトモスでコラボレーションした
「アディダス オリジナルス アトモス シュン ヒロセ“リクチュール”」を忘れちゃいけません!
編集部 リクチュールの廣瀬 瞬さんはアディダス本国のプロジェクト「adidas MakerLab」にも選ばれた新進気鋭ですよね。確か、選出されたのは世界でたった3人だったとか。
よっぴ ベースとなったのは
「フォーラム」と「スーパースター」。いずれも端材を使ったパッチワークデザインが最大の見どころ。素材から糸一本までこだわった渾身の一足ですよ。
2/2