▶︎すべての画像を見る 業界屈指な畑好きファッションモデル岡田章吾さんが作った注目ブランド「カイメン(KEIMEN)」。そんなカイメンについては
以前紹介した通り。
カイメンはこれまで無地のアイテムがメインだったが、初めてフォトTシャツをリリースする。
この写真を撮ったのは、芳賀日出男。世界に知られる⺠俗写真家である。
世界一祭りが多いと言われる国、日本。その起源の多くは豊作祈願や、疫病克服という願いから生まれたものである。
そんな日本中の祭りを70年にわたり撮り続けている写真家が芳賀日出男だ。今回採用した写真は3種。豊作祈願の原点ともいえる「稲の種」、豊作を祝う「田植え踊り」、新年に向けての準備「榊鬼」である。
一粒の種から 〜愛知県大治町(1956年)〜
1万890円/カイメン keimenproducts@gmail.com
日本の年中行事や郷土芸能は、稲に関係したものが多い。それは日本と農耕の歴史の長さに関係があり、人の生涯を稲の1年間に集約して観る人生観に起因する。稲を握った手を背面に。
山屋の田植え踊り 〜岩手県紫波町(1965年)〜
1万890円/カイメン keimenproducts@gmail.com
女装した青年たちが、被った大きな花笠を激しく廻して踊る。そんな華やかな踊りを神様に捧げる。青年たちは地域の家々を訪れ、各家庭に幸せを届けるとされる。その鮮やかな瞬間が、黒ボディに映える。
榊鬼 〜愛知県北設楽郡東栄町月(1972年)〜
1万890円/カイメン keimenproducts@gmail.com
芳賀氏は、神が人間の姿をしているならば写真に撮れると考え、撮影行為を行った。以来“訪れ神”を撮ることは彼の大切なライフワークとなっていた。そんな一枚を背面に、大胆に。
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これらのTシャツで、秋のファションも豊作を願いたい。
芳賀日出男(はがひでお)●民俗写真家。1921年、大連生まれ。慶應義塾大学で民俗学者の折口信夫(おりくちしのぶ)に学び、稲作儀礼を中心に民俗写真を撮り始める。1989年紫綬褒章受賞。日本写真家協会名誉会員。
[問い合わせ]カイメン
keimenproducts@gmail.comhttps://keimen.official.ec/