「業界のパタゴニアン・パパラッチ」とは…… ▶︎すべての画像を見る パタゴニアのラインナップには、ときに「こんなアイテムがあったの!?」と驚かされる。そんなトレジャーハント的要素があるからこそ、次なる新作にも俄然興味が掻き立てられるのだ。
ユナイテッドアローズの清水 学さんが手にしたアイテムもまた、その類の名品である。
清水 学●1996年にアルバイトスタッフとしてキャリアをスタート。2016年にオープンした東京・南青山の名店「エイチ ビューティ&ユース」の初代店長をはじめ、数々のショップマネージャ―と本部責任者を歴任。現在は湘南のライフスタイルショップ「カリフォルニアジェネラルストア」のディレクターを担当する。
ファッションとしてパタゴニアに傾倒した日々
清水さんがパタゴニアを初めて手にしたのは約25年ほど前。ユナイテッドアローズに入社してすぐのことだ。
「当時は誰もがパタゴニアのスナップTやマウンテンパーカを着ていましたね。そこでブランドの存在を意識し、江ノ電で鎌倉へ出掛けた記憶があります。当時は目白にショップがありましたけど、パタゴニアは鎌倉店がいわば本丸。そこで買うステータスのようなものはありましたよね」。
20代後半で札幌へ転勤した際も、スノーボードウェアにパタゴニアを選んだ。
当時は山ブランドとしての印象が強かったそうだが、東京へ戻って本格的にサーフィンを始めてからは海ブランドとしての認識に切り替わったという。
「サーフィンを本格的に始めたのは札幌から戻ってきてから。同時期に“旧”カリフォルニアジェネラルストアにも通い始めました。かれこれ20年ぐらい経ちますね。そこではパタゴニアも扱っていたんですよ。その当時の雰囲気を、今の店舗にも活かしています」。
“旧”カリフォルニアジェネラルストアはビーチクリーンにも積極的で、常に地球環境への配慮も意識していた。そのDNAは、清水さんがディレクターを務める“現”カリフォルニアジェネラルストアも継承。清水さんが愛用するパタゴニアアイテムも、そのDNAに関連する。
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