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2022.06.09

SUVという単語を定着させたレクサス「RX」が進化。中身がガラッと変わった5代目を解説


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人気者になるほど、大きく変化するとそれまでのファンが離れる可能性がある。かといって現状を守るだけでは、すぐに“古いもの”になってしまう。

そんな進化と守勢の二律背反に挑んだのが今秋、日本に登場するレクサスの新型「RX」かもしれない。

1998年に北米で販売された初代RXは、それまでトラックベースのワゴンが主流だった世の中に、SUVという言葉を定着させた立役者。今やレクサスブランドの看板車だ。

その5代目が、先ほど初公開された。



見ればすぐに「あ、RXだね」とわかる。

フロントにはしっかりスピンドルグリルが備わるし、サイドのガラスエリアがリアまで流れ込むようなフローティングピラー……一見すると4代目とあまり変わらない。



けれどフロントまわりを改めてよく見ると、スピンドルグリルが付いているのではなく、もはやボディ自体がスピンドル“ボディ”になっている。グリルとボディがシームレスに繋がっているのだ。



全長が4代目と同じなど、見た目のサイズ感は変わらない。けれどホイールベースは60mm伸び、横は25mm広がり、10mm低くなった。

たったそれだけと思うかも知れないが、実はリアの足回りが一新されたり、骨格が改良されたり、低重心化されている。

4代目とほぼ同じサイズで、実は走りの質を高めるために数多くの改良が施されている。一方で4代目と異なり3列7人乗りは設定されないようだ。




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