新型「ステップワゴン」。車両本体価格は338万2500円~365万3100円。写真はエアー。
▶︎この記事の画像ギャラリーを見る 最近の国産ミニバンは、曲線を意識したラグジュアリーなスタイルのボディに、インパクトのある力強い顔が主流。
けれど、バンのもとを辿れば、配達などの商用に使われていた“道具”としての車。なら乗用バンもやっぱり、プレーンな顔でシンプルな箱型スタイルがいいんじゃない? とばかりに登場したのが、ホンダの新型「ステップワゴン」だ。
写真はスパーダ。
グレード構成は大きくわけて2つあり、1つがエアー、もう1つがスパーダ。
主にフロントグリルが異なるが、いずれも大きく“口を開けて”いないシンプル顔だ。フォルムも初代を彷彿させるボクシースタイルで、当時の“道具”感が戻ってきた感じ。
このまま2列目と3列目を取り払ったら、商用バンとしても通用しそうだ。
リアは両側スライドドアで、タッチするだけで開閉する機能を用意。
室内空間は国内ホンダ車史上最も広い。3列目シートは使わないときは床下に納めておけるから、スーツケースなら5つ、背の高い荷物もたっぷり積める。
2列目を前に押しやれば自転車だってそのまま載せられるし、室内長は2845mmもあるから、助手席側のシートを仰向けて倒せばロングボードを載せて、3人まで乗って海へ行けるだろう。
テールゲートは跳ね上げ式で、スパーダならメモリー機能付きの電動タイプになる。電動タイプは開く角度を任意に設定できるから、壁が迫るような駐車場でガツン!なんてことがない。
2/2