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2022.06.20

ファッション

スニーカーの加水分解や黄ばみはフリーザーバッグで防ぐ!プロの保管術を伝授



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業界きってのスニーカーコレクターである「スキット」のオーナー・鎌本勝茂さん。

所有するスニーカー数は2000足以上、専用の保管部屋まで借りるほどの偏愛ぶりだが、その保管方法にもかなりこだわりがあるらしい。
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話を聞いたのは……
「スキット」オーナー・鎌本勝茂さん

鎌本勝茂●現在は吉祥寺、大阪、仙台、福岡に店を構えるスニーカーショップ「スキット」の大黒柱。18歳でスニーカー業界に足を踏み入れ、販売やバイイングを経験。そのキャリアは20年以上にも及ぶ。オリジンへの愛着はひとしおで、さらには眠れる名品を掘り当てる嗅覚と目利きにも秀でる。

鎌本勝茂●現在は吉祥寺、大阪、仙台、福岡に店を構えるスニーカーショップ「スキット」の大黒柱。18歳でスニーカー業界に足を踏み入れ、販売やバイイングを経験。そのキャリアは20年以上にも及ぶ。オリジンへの愛着はひとしおで、さらには眠れる名品を掘り当てる嗅覚と目利きにも秀でる。


「アッパーの素材によっても保管方法はさまざま。間違えた方法で保管しているとスニーカーを劣化させる危険性があります」。

“加水分解”や“黄ばみ”といった大敵から、どのように愛用スニーカーを守っているのだろうか。今回は、鎌本さんが普段実践している保管術を聞いた。

履いたら汚れ落とし&天日干しを!



まず鎌本さんが取り出したのは、レザー(合皮)アッパーの「エア ジョーダン 1」。聞けば、スニーカーをしまう前にはやっておくべきことがあるという。

「どのスニーカーにも言えることですが、履き終わったらタオルで水拭きしたり、ブラッシングでホコリを落としたりと、ひととおり汚れを落としておきましょう。

そしてスニーカーをしまう前には、必ず天日干しすることが大事。ベランダや庭など日光が当たるところに置いておきます。これをやっておくとカビの予防になります」。



鎌本さんは以前、スニーカー用クリーナーを作っている知り合いに「太陽に敵う除菌はない」と聞いてから、天日干しを習慣づけるようになったとか。

「天日干しは30分から1時間くらいでも構いません。出勤前に身支度をする時間だけでも十分だと思いますよ」。

長時間日光に当てると黄ばみの原因になるので要注意。長くても半日程度にしておいたほうがいい。

これで下準備は完了。いよいよスニーカーをしまっていく。段ボール製のシューズボックスで保管する人も多いが、鎌本さんが使うのはコレ。
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スニーカーはフリーザーバッグに入れて密封を!



ジップロックを代表する食品保存用のフリーザーバッグである。

「密封できるため、スニーカーの加水分解を防ぐことができます。どのブランドでもいいのですが、僕は『ヘフティ(Hefty)』という、アメリカブランドのスライダーバッグを使っています。

これはジャンボサイズ。日本製のフリーザーバッグだとハイカットのスニーカーが入らないケースが多く、ヘフティを愛用するようになりました」。
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スニーカーを袋に詰めたら除湿剤を投入。シーズン毎に交換できるよう、3〜4カ月くらい効果が持続するものを選ぶのがおすすめだ。



また、鎌本さんが湿気対策としてもうひとつ使っているのが紙製の脱臭剤。

これをつま先に入れておけば型崩れ予防にもなる。



あとはしっかり空気を抜いて密封! 保管方法は至ってシンプルで簡単だ。



「スニーカーを保管するときには部屋の湿度と灯りにも気を付けてください。

日光はもちろんですが、スニーカーは蛍光灯の下でも黄ばんでしまうのでなるべく暗い部屋に置いておくほうがいいでしょう」。

ちなみに数年履かない場合は、シュリンクフィルムで梱包しておくのも手だ。使用するには専用機材やフィルム、ドライヤーが必要だが、これをやっておくだけでスニーカーの劣化をだいぶ遅らせることができる。

ちなみに数年履かない場合は、シュリンクフィルムで梱包しておくのも手だ。使用するには専用機材やフィルム、ドライヤーが必要だが、これをやっておくだけでスニーカーの劣化をだいぶ遅らせることができる。


基本的にはこの方法で保管すればOKだが、素材によっては保管に注意が必要なスニーカーもある。それがエナメル素材の一足だ。
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