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業界きってのスニーカーコレクターである「スキット」のオーナー・鎌本勝茂さん。
所有するスニーカー数は2000足以上、専用の保管部屋まで借りるほどの偏愛ぶりだが、その保管方法にもかなりこだわりがあるらしい。
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話を聞いたのは……「スキット」オーナー・鎌本勝茂さん 鎌本勝茂●現在は吉祥寺、大阪、仙台、福岡に店を構えるスニーカーショップ「スキット」の大黒柱。18歳でスニーカー業界に足を踏み入れ、販売やバイイングを経験。そのキャリアは20年以上にも及ぶ。オリジンへの愛着はひとしおで、さらには眠れる名品を掘り当てる嗅覚と目利きにも秀でる。
「アッパーの素材によっても保管方法はさまざま。間違えた方法で保管しているとスニーカーを劣化させる危険性があります」。
“加水分解”や“黄ばみ”といった大敵から、どのように愛用スニーカーを守っているのだろうか。今回は、鎌本さんが普段実践している保管術を聞いた。
履いたら汚れ落とし&天日干しを!
まず鎌本さんが取り出したのは、レザー(合皮)アッパーの「エア ジョーダン 1」。聞けば、スニーカーをしまう前にはやっておくべきことがあるという。
「どのスニーカーにも言えることですが、履き終わったらタオルで水拭きしたり、ブラッシングでホコリを落としたりと、ひととおり汚れを落としておきましょう。
そしてスニーカーをしまう前には、必ず天日干しすることが大事。ベランダや庭など日光が当たるところに置いておきます。これをやっておくとカビの予防になります」。
鎌本さんは以前、スニーカー用クリーナーを作っている知り合いに「太陽に敵う除菌はない」と聞いてから、天日干しを習慣づけるようになったとか。
「天日干しは30分から1時間くらいでも構いません。出勤前に身支度をする時間だけでも十分だと思いますよ」。
長時間日光に当てると黄ばみの原因になるので要注意。長くても半日程度にしておいたほうがいい。
これで下準備は完了。いよいよスニーカーをしまっていく。段ボール製のシューズボックスで保管する人も多いが、鎌本さんが使うのはコレ。
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