ランニングシューズのソールの進化はめまぐるしい。厚底が市民ランナーにも定着したかと思えば、薄底が登場したり。
で、今度はソールが二分割になったらしい。
「ファストアール ニトロ エリート」2万7500円/プーマ 0120-125-150
それが、プーマの「ファストアール ニトロ エリート」。昨年登場した「ニトロ」シリーズの最新モデルだ。
ソール事情の現在地を探ると、元日本記録保持者のマラソンランナー・設楽悠太選手をはじめトップランナーたちが、今作にシフトしている様子。
「ファストアール ニトロ エリート」2万7500円/プーマ 0120-125-150
実際、昨年末に行われた福岡国際マラソンでの設楽選手の足元には、長年愛用してきた“あの”厚底シューズではなく、この「ファストアール ニトロ エリート」があった。
元日本記録保持者が選んだというのだから、期待値が上がらないワケがない。その性能を紐解いてみよう。
まず、最大のポイントは、2つに分割されたソールの構造だ。
「ファストアール ニトロ エリート」2万7500円/プーマ 0120-125-150
なんとも奇抜なデザインだが、これにはちゃんと理由がある。
前足部と後足部にソールを分けることで、推進力の決め手となるカーボン素材のパワープレートを地面に近い位置に配置できるようにしたのだ。
ソール中央から確かにパワープレートが覗いている。「ファストアール ニトロ エリート」2万7500円/プーマ 0120-125-150
こうすることで、安定性が格段にアップ。エネルギー伝達を最大化して、効率的な足運びが実現できるというのだ。
前足部には、グリップ力を高めるラバーが貼り付けられていて、どんな路面でも密着性は抜群だ。「ファストアール ニトロ エリート」2万7500円/プーマ 0120-125-150
次に注目したいのがソールの前足部。
ソフトなクッション性でランナーからの評価が高かった独自素材「ニトロフォーム」に、陸上短距離スパイクにも使われている高反発特殊素材を組み合わせた進化版「ニトロ エリート フォーム」を採用。より軽く前へ進むことが可能になった。
ここまで聞いたら、トップランナーたちが今作の虜になるのも納得だし、「これは履いてみたい!」とランナー心もくすぐられる。
だが、国内わずか30足限定発売というレアすぎるモデル。明日3月1日(火)より発売となるが、争奪戦になることは必至。この感動を味わいたければ、スタートダッシュが必要そうだ。
[問い合わせ]プーマ0120-125-150