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2021.12.21

時計

ファッション界のヒットメーカー、ローワーケース・梶原由景さんの腕時計論

梶原由景さんが設立したローワーケースはこれまでに幾多のコラボレーションやプロジェクトを仕掛けてきた、ファッション界切ってのヒットメーカー。
ローワーケース 主宰 梶原由景さん Age 57●ホテルに飲食、航空業界まで、さまざまな分野にクライアントを持つクリエイティブ・コンサルティングファーム、ローワーケースを主宰。現在も複数の企画が進行中なので、乞うご期待。
そのなかには時計の企画も多く含まれているが、梶原さん自身が時計にコンシャスになったのは意外に遅めだそうだ。
「年相応の良い時計も持っておきたいなと思ったのが30代の後半でした」。
そうして選んだのがロレックスの「シードゥエラー」。当時の現行品だ。
梶原さん愛用時計①ロレックスの「シードゥエラー」。和歌山の正規店で購入したという最初の一本。「見るからに屈強な見た目が好みで、最初に買うならこれだと思っていました。気分の波はありますが、このボリュームが好きです」。
「これに惹かれたのは頑丈だったから。要は、それまで着けていたGショックみたいな感覚で使えそうだなと思ったんです」。
梶原さん愛用時計②ロレックスの「コスモグラフ デイトナ」。ベゼルが現行のセラクロム製ではなく、SS製だった時代の旧モデル。「スポーツウォッチらしからぬ品があるからドレススタイルにも合います。僕自身はもっぱらカジュアルですが(笑)」。
そこからハマり、今では10本ほどのロレックスを所持しているそう。
しかし、高級時計の王道に傾倒しながらも梶原さんの格好は決してラグジュアリー一辺倒にはならない。
梶原さん愛用時計③ロレックスの「GMTマスター」。赤×青、通称“ペプシカラー”ベゼルのGMTマスター(Ref.1675)は、偶然自身の生まれと同じ年だったというヴィンテージ。「これは今日みたいなスウェットとかダンガリーシャツとか、アメカジっぽい格好にしか合わせません」。
「ハイ&ローというんですかね。時計はハイかもしれないけど、服の好みは変わらず、スウェットにグラミチとか、ローなテイストものばかり。
高級時計とラフな格好。そんなコーディネイトが、今の僕にとっては心地いいんです」。
そうした視点を与えてくれたのは、彼と親交の深い洒落者の先達たち。
梶原さん愛用時計④ナバルウォッチ プロデュースドバイ ローワーケースの「エディフィス エクスクルーシブモデル」。機械式ながら3万円台というリーズナブルな価格を実現した一本は、梶原さんが高級時計に触れてきた経験を活かして開発したもの。「NATOベルトは自分でアレンジしています」。
「藤原ヒロシさんだったり、スタイリストの山本康一郎さんだったり。彼らは一流品を好むけど、ステイタスを求めるのではなく、取り入れる感覚がすごくフラットなんですよね。
肩肘張らずに自身のスタイルに合わせて一流品を楽しむ。そんな姿勢が、僕の時計との付き合い方に影響を与えたんだと思います」。
 
比嘉研一郎=写真 今野 壘=取材・文


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